4.4.2. 一時ストレージ

一時ストレージでは、ファイルを emptyDir ボリュームに保存します。このボリュームは最初は空の状態です。Pod がノードから削除されると、emptyDir ボリュームのデータは永久に削除されます。つまり、ワークスペースの停止または再起動時にすべての変更が失われます。

重要

変更を保存するには、一時ワークスペースを停止する前に、リモートへのコミットおよびプッシュを実行します。

一時モードは、永続ストレージよりも高速な I/O を提供します。このストレージタイプを有効にするには、以下をワークスペース設定に追加します。

attributes:
 persistVolumes: 'false'

表4.17 AWS EBS での一時モード (emptyDir) と永続モードの I/O の比較

コマンドEphemeral (一時)Persistent (永続)

Red Hat CodeReady Workspaces のクローン作成

0 m 19 s

1 m 26 s

1000 のランダムなファイルの生成

1 m 12 s

44 m 53 s