4.4.3. 非同期ストレージ

注記

非同期ストレージは実験的な機能です。

非同期ストレージは、永続ストレージと一時モードの組み合わせです。初期ワークスペースコンテナーは emptyDir ボリュームをマウントします。次に、ワークスペースの停止時にバックアップが実行され、変更がワークスペースの起動時に復元されます。非同期ストレージは、(一時モードと同様の)高速 I/O を提供し、ワークスペースプロジェクトの変更は永続化されます。

同期は、SSH プロトコルを使用して rsync ツールで実行されます。ワークスペースが非同期ストレージで設定されている場合、workspace-data-sync プラグインはワークスペース設定に自動的に追加されます。プラグインはワークスペースの開始時に rsync コマンドを実行して変更を復元します。ワークスペースが停止したら、変更を永続ストレージに送信します。

比較的小規模なプロジェクトの場合、復元手順は高速で、Che-Theia が初期化されるとプロジェクトのソースファイルはすぐに利用可能になります。rsync にかかる時間が長いと、同期プロセスは Che-Theia のステータスバーの領域に表示されます。(Che-Theia リポジトリーの拡張)。

status bar file sync
注記

非同期モードには、以下の制限があります。

  • common PVC ストラテジーのみをサポートします。
  • ユーザーごとの プロジェクトストラテジーのみをサポートします。
  • 1 度に実行できるワークスペースは 1 つのみです。

ワークスペースの非同期ストレージを設定するには、以下をワークスペース設定に追加します。

attributes:
 asyncPersist: 'true'
 persistVolumes: 'false'