5.4. 「per user」以外のプロジェクトストラテジーを使用する CodeReady Workspaces のアップグレード

本セクションでは、「per user」以外のプロジェクトストラテジーを使用する CodeReady Workspaces をアップグレードする方法を説明します。

CodeReady Workspaces は、全機密ユーザーデータのストレージとして Kubernetes シークレットを使用することを目的とします。ユーザーごとに 1 つのプロジェクトとすることで、ワークスペースの設計が簡素化されます。per user 以外のプロジェクトストラテジーが非推奨になるのはこのような理由からです。2段階で非推奨化プロセスが進められます。最初の手順 では、per user 以外のプロジェクトストラテジーは非推奨ですが、使用できます。2 番目の手順 では、per user 以外のプロジェクトストラテジーに対するサポートが削除されます。

注記

最初の手順2 番目の手順との間で、per user 以外を使用するプロジェクトストラテジーのシステム環境を自動的にアップグレードするサポートはありません。

前提条件

  • per user 以外のプロジェクトストラテジーで設定された CodeReady Workspaces。
  • per user namespace ストラテジー per user を設定した CodeReady Workspaces を使用する予定である。

5.4.1. CodeReady Workspaces のアップグレードおよびユーザーデータのバックアップ

手順

  1. すべての CodeReady Workspaces ユーザーに今後データが消去されることを通知します。

    注記

    ワークスペース設定を SCM サーバーにコミットしてデータをバックアップして、ファクトリーを使用して後で復元できます。

  2. per user namespace ストラテジーを使用して、CodeReady Workspaces を再インストールします。