第2章 CodeReady Workspaces リソース要件の計算
本セクションでは、Red Hat CodeReady Workspaces の実行に必要なメモリーや CPU などのリソースを計算する方法を説明します。
CodeReady Workspaces 中央コントローラーとユーザーワークスペースはいずれもコンテナーのセットで構成されます。これらのコンテナーは、CPU および RAM の制限および要求の点でリソース消費に貢献します。
2.1. コントローラーの要件
Workspace コントローラーは、5 つの異なるコンテナーで実行される 5 つのサービスのセットで構成されます。以下の表は、これらの各サービスのデフォルトのリソース要件を示しています。
表2.1 ControllerServices
Pod | コンテナー名 | デフォルトのメモリー制限 | デフォルトのメモリー要求 |
---|---|---|---|
CodeReady Workspaces サーバーおよびダッシュボード | che | 1 GiB | 512 MiB |
PostgreSQL |
| 1 GiB | 512 MiB |
RH-SSO |
| 2 GiB | 512 MiB |
devfile レジストリー |
| 256 MiB | 16 MiB |
プラグインレジストリー |
| 256 MiB | 16 MiB |
これらのデフォルト値は、CodeReady Workspaces Workspace Controller が小規模な CodeReady Workspaces ワークスペースを管理する場合に問題なく使用できます。大規模なデプロイメントの場合は、メモリー制限を増やします。デフォルトの要求および制限を上書きする方法については、CodeReady Workspaces サーバーコンポーネントの高度な設定オプション を参照してください。たとえば、https://workspaces.openshift.com で実行される Red Hat がホストする Eclipse Che は 1 GB のメモリーを使用します。