第3章 CodeReady Studio でのアプリケーションデプロイメント

CodeReady Studio 内からサーバーにアプリケーションをデプロイするには、サーバーに関する情報で IDE を設定する必要があります。ローカルサーバーの場合、この情報には以下が含まれます。

  • サーバーランタイム環境 (サーバーの場所、ランタイム JRE、設定ファイルの詳細など)
  • サーバーアダプターとサーバーランタイム環境の管理設定 (アクセスパラメーター、起動引数、パブリッシュオプションなど)

JBoss Server Tools を使用すると、Runtime Detection (ランタイム検出) を使用して、ローカルサーバーを効率的に設定し、 CodeReady Studio と使用できるようにすることができます。この機能は、アプリケーションのデプロイとテストを行うサーバーを迅速に設定するのに役立ちます。

3.1. ローカルサーバーの設定

Runtime Detection (ランタイム検出) は、指定のローカルシステムパスを検索し、特定タイプのランタイムサーバーを見つけます。Runtime Detection は、見つかったサーバーに対してデフォルトのサーバーランタイム環境とデフォルトのサーバーアダプターの両方を自動的に生成します。これらは、アプリケーションを即座にデプロイするためにそのまま使用したり、要件に合わせてカスタマイズしたりできます。

CodeReady Studio でローカルサーバーを設定する方法を説明します。

手順

  1. CodeReady Studio を起動します。
  2. WindowPreferences をクリックします。

    crs preferences

    Preferences ウィンドウが表示されます。

    crs jboss runtime detection
  3. 検索フィールドに JBoss と入力します。
  4. JBoss Runtime Detection を選択します。
  5. Add をクリックします。
  6. ランタイムサーバーが含まれるディレクトリーを見つけます。
  7. Open をクリックします。

    Searching for runtimes ウィンドウが表示されます。

    crs searching for runtimes
  8. OK をクリックします。
  9. ランタイムサーバーのディレクトリーへのパスを選択します。

    crs select path to runtime server
  10. Apply and Close をクリックします。

3.2. リモートサーバーの設定

CodeReady Studio でリモートサーバーを設定する方法を説明します。

手順

  1. CodeReady Studio を起動します。
  2. Ctrl+N キーを押します。

    Select a wizard ウインドウが表示されます。

    crs select wizard server
  3. 検索フィールドに Server と入力します。
  4. Server を選択します。
  5. Next をクリックします。

    Define a New Server ウィンドウが表示されます。

    crs select the server type
  6. サーバータイプを選択します。
  7. Next をクリックします。

    Create a new Server Adapter ウィンドウが表示されます。

    crs create a new server adapter
  8. Remote チェックボックスを選択します。
  9. Controlled by オプションを選択します。
  10. Server lifecycle external managed チェックボックスを選択します。
  11. Assign a runtime to server チェックボックスを選択します。
  12. Next をクリックします。

    JBoss Runtime ウィンドウが表示されます。

    crs runtime server window
  13. Home Directory フィールドの Browse をクリックして、ランタイムサーバーを見つけます。
  14. Next をクリックします。

    Remote System Integration ウィンドウが表示されます。

    crs remote system integration window
  15. Remote Server Home フィールドで Browse をクリックします。

    Browse remote system ウインドウが表示されます。

    crs browse remote server
  16. リモートサーバーが含まれるディレクトリーへのパスを指定します。
  17. Finish をクリックします。

3.3. アプリケーションのデプロイ

ローカルサーバーの設定後に、サーバーアダプターを使用して CodeReady Studio からサーバーにアプリケーションをデプロイできます。サーバーアダプターは、アプリケーションとサーバー管理を簡単にデプロイできるように、サーバーと CodeReady Studio 間のランタイムの通信を可能にします。

CodeReady Studio のサーバーにアプリケーションをデプロイする方法を説明します。

手順

  1. CodeReady Studio を起動します。
  2. projectRun asRun on Server を右クリックします。

    crs run on server

    Run on Server ウインドウが表示されます。

    crs run on server window
  3. Choose an existing server チェックボックスを選択します。
  4. デプロイするサーバーを選択します。
  5. Finish をクリックします。

内部の CodeReady Studio Web ブラウザーでアプリケーションが開かれます。