第3章 物理インフラストラクチャープロバイダーの管理
3.1. 物理インフラストラクチャープロバイダーの追加
物理インフラストラクチャープロバイダーを追加して、XClarity Administrator 仮想アプライアンスを CloudForms に接続します。物理インフラストラクチャープロバイダーにより、XClarity Administrator が管理するデバイスを管理し、それらを操作することができます。
メモ: プロバイダーを追加する権限が与えられたユーザーとして CloudForms にログインしている必要があります。デフォルトのユーザーは admin で、パスワードは smartvm です。
CloudForms に接続するそれぞれの XClarity Administrator インスタンスについて、以下のステップを実施します。
特定の XClarity Administrator インスタンスに接続するには、以下の手順を実施します。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 構成 をクリックし、続いて 新規インフラストラクチャープロバイダーの追加 をクリックします。
- 名前 フィールドにプロバイダー名を入力します (例: Physical Infrastructure Manager)。
- タイプ リストから、「Lenovo XClarity」を選択します。
- ゾーン フィールドは Default Zone とします。
認証情報エリアで、以下の情報を指定します。
- XClarity Administrator インスタンスのホスト名、IPv4 アドレス、または IPv6 アドレスを入力します。
- API ポート に「443」と入力します。
- XClarity Administrator インスタンスにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。
- 検証 をクリックして、XClarity Administrator インスタンスに接続可能であることを確認します。
- 追加 をクリックします。
さまざまな XClarity Administrator インスタンスを検出し、それらに接続するには、以下の手順を実施します。
XClarity Administrator インスタンスを検出します。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 構成 をクリックし、続いて 物理インフラストラクチャープロバイダーの検出 をクリックします。
- 検出するタイプ のリストから「Lenovo XClarity Administrator」を選択します。
- 開始アドレス および 終了アドレス フィールドを使用して、IP アドレスの範囲を入力します。
- ポートを入力します。
- 開始 をクリックして検出プロセスを始めます。
検出されたそれぞれの物理インフラストラクチャープロバイダー (XClarity Administrator インスタンス) について、認証情報を更新します。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 編集するプロバイダーを選択します。
- メニューの 構成 ボタンをクリックします。
- 選択したインフラストラクチャープロバイダーの編集 をクリックします。
- XClarity Administrator インスタンスにログインするためのユーザー名およびパスワードを入力します。
- 検証 をクリックして、XClarity Administrator インスタンスに接続可能であることを確認します。
- 保存 をクリックします。変更が正常に実施されたことを示すフラッシュメッセージが表示されます。
物理インフラストラクチャープロバイダーを追加した後に、コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー に順に移動すると、以下のように利用可能なすべてのプロバイダーが表示されます。
3.2. 物理インフラストラクチャープロバイダーの更新
CloudForms は物理インフラストラクチャープロバイダーに対して定期的にポーリングを行い、管理対象デバイス、リレーションシップ、および電源状態などの最新データを取得します。以下のステップを実施して、手動で最新データを取得することができます。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 更新する物理インフラストラクチャープロバイダーを選択します。
- 構成 をクリックし、続いて リレーションシップと電源状態の更新 をクリックします。
- OK をクリックします。
3.3. 物理インフラストラクチャープロバイダーの削除
以下のステップを実施して、物理インフラストラクチャープロバイダーを削除することができます。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 削除する物理インフラストラクチャープロバイダーを選択します。
- 構成 をクリックし、続いて インベントリーからのインフラストラクチャープロバイダーの削除 をクリックします。
- OK をクリックします。
3.4. 物理インフラストラクチャープロバイダーの編集
以下のステップを実施して、物理インフラストラクチャープロバイダーのシステム設定を修正することができます。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 修正する物理インフラストラクチャープロバイダーを選択します。
- メニューの 構成 ボタンをクリックします。
- 選択したインフラストラクチャープロバイダーの編集 をクリックします。
- 必要な変更を行い、必要に応じて認証情報を再検証します。
- 保存 をクリックします。変更が正常に実施されたことを示すフラッシュメッセージが表示されます。
3.5. 物理インフラストラクチャープロバイダーからの XClarity Administrator インスタンスパスワードの変更
CloudForms では、XClarity Administrator インスタンスが関連付けられている物理インフラストラクチャープロバイダーから、その XClarity Administrator インスタンスのパスワードを変更することができます。このようにしてパスワードを変更すると CloudForms 側でもパスワードが変更され、両者の整合性が維持されます。
- コンピュート > 物理インフラストラクチャー > プロバイダー の順に移動します。
- 修正する物理インフラストラクチャープロバイダーをクリックします。
- トップメニューで 認証 ボタンをクリックし、パスワードの変更 を選択します。物理インフラストラクチャープロバイダーのパスワードを変更する ページが表示されます。
- 現在のパスワード フィールドに XClarity Administrator インスタンスの現在のパスワードを入力します。
- 新規パスワード および 新しいパスワードを確認 フィールドに新しいパスワードを入力します。
- 保存 をクリックします。