第6章 リタイア

6.1. 仮想マシンのリタイア

6.1.1. 仮想マシンおよびインスタンスのリタイア

仮想マシンまたはインスタンスが不要になった場合には、リタイアすることができます。仮想マシンまたはインスタンスがリタイア日に達すると、直ちにシャットダウンされ、再起動できなくなります。再起動を試みると、Red Hat CloudForms は仮想マシンまたはインスタンスをシャットダウンします。

リタイアには、3 つのポリシーが組み込まれています。

  • 仮想マシンまたはインスタンスがリタイア日に達すると、実行中であっても停止されます。
  • Red Hat ClougForms でリタイアした仮想マシンまたはインスタンスの起動が要求されても、その仮想マシンまたはインスタンスは起動できません。
  • Red Hat ClougForms 外でリタイアした仮想マシンまたはインスタンスをプロバイダーが起動した場合でも、その仮想マシンまたはインスタンスは起動しません。

Red Hat CloudForms では、仮想マシンまたはインスタンスをリタイアさせる複数の方法を提供しています。

  • コンソールで割り当てられたボタンを使用する方法
  • プロビジョニング要求の作成時にリタイア日を設定する方法

6.1.2. コンソールでの仮想マシンのリタイア

Red Hat CloudForms コンソールを使用して特定の日もしくは直ちに仮想マシンをリタイアさせることができます。

6.1.3. 仮想マシンを即時にリタイアさせる手順

  1. コンピュートインフラストラクチャー仮想マシン に移動します。
  2. リタイアする仮想マシンまたはインスタンスを選択します。
  3. 2007 (ライフサイクル) をクリックして 2010 (この仮想マシン/インスタンスのリタイア) を選択します。

仮想マシンまたはインスタンスは直ちに停止し、再起動を試みるとシャットダウンされます。

6.1.4. 仮想マシンまたはインスタンスのリタイア日時の設定

日付を指定するか、現在の時間以降の月、週、日を相対的に選択して、仮想マシンのリタイアをスケジュールすることができます。

  1. コンピュートインフラストラクチャー仮想マシン に移動します。
  2. リタイア日を設定する仮想マシンまたはインスタンスを選択します。
  3. 2007 (ライフサイクル) をクリックしてから、 2010 (リタイア日の設定) をクリックします。
  4. リタイア日の入力 から、特定の日時 または 今からリタイアまでの時間 を選択して、リタイアをスケジュールします。

    1. 特定の日時 を選択するには、リタイア日時 フィールドをクリックしてカレンダーを開きます。

      1. カレンダーコントロールを使用して、リタイアの日付を選択します。
      2. クロック をクリックして、矢印を使用し、リタイア時間 (UTC) を選択します。
    2. 相対的な時間を使用して、仮想マシンをリタイアするには、今からリタイアまでの時間 を選択します。

      1. リタイアまでの時間 から、矢印を使用して月、週、日、時間の数字で、今後のリタイア時間を指定します。
  5. 任意で リタイア警告 を選択します。
  6. 保存 をクリックします。

スケジュールしたリタイア日時が仮想マシンの概要画面に表示されます。

6.1.5. 仮想マシンまたはインスタンスのリタイア日の削除

  1. コンピュートインフラストラクチャー仮想マシン に移動します。
  2. リタイア日から削除する仮想マシンまたはインスタンスを選択します。
  3. 2007 (ライフサイクル) をクリックして 2010 (リタイア日の設定) を選択します。
  4. リタイア日を削除するには、 remove retirement date をクリックします。

6.2. プロビジョニング要求でのリタイアの設定

Red Hat CloudForms を使用してプロビジョニングを行う場合には、プロビジョニング要求でリタイアの時期を設定することができます。 要求の作成方法については、2章プロビジョニング要求のセクションを参照してください。リタイアの前には警告のメールが所有者に送信されます。

6.2.1. プロビジョニング要求でのリタイアのスケジューリング

クラウドまたは仮想マシンのプロビジョニング時には、プロビジョニング要求を設定する、複数のタブがある画面が表示されます。

  1. Schedule タブをクリックして、要求をプロビジョニングする日時と仮想マシンまたはインスタンスのライフスパンを設定します。
  2. ライフスパン では、仮想マシンまたはインスタンスの作成後に電源を投入するかどうかのオプションを選択して、リタイアまでの日数 を設定できます。リタイアまでの日数を選択した場合には、リタイアの警告の時期 を適宜選択します。
  3. 送信 をクリックします。

    vm instance retirement

6.3. リタイア日の延長

Red Hat CloudForms Automate には、仮想マシンまたはインスタンスのリタイアを 14 日延長するメソッドが含まれています。本項では、このメソッドを呼び出すボタンの作成方法と、メソッドを編集して日数を変更する方法について説明します。

6.3.1. リタイア期間を延長するためのカスタムボタンの作成

  1. 自動化カスタマイズ に移動します。
  2. ボタン のアコーディオンをクリックします。
  3. オブジェクトタイプ のツリーから、仮想マシンおよびインスタンス を選択します。
  4. このボタンを追加するボタングループに移動します (ボタングループがない場合には、グループを追加したからボタンを作成してください) 。
  5. 1847 (構成) をクリックして 1862 (新規ボタンの追加) を選択します。
  6. ボタンのテキストとホバーテキストを入力して、使用するイメージを選択します。
  7. オブジェクト詳細 のセクションにある システム/プロセス のドロップダウンメニューから 要求 を選択します。デフォルトでは、メッセージは create となっています。これは変更しないでください。
  8. 要求 のフィールドに vm_retire_extend と入力します。
  9. 追加 をクリックします。

6.3.2. リタイアを延期するための日数の変更

  1. 自動化エクスプローラー に移動します。
  2. DOMAINCloudVMRetirementEmailvm_retire_extend の順でクリックします。

    注記

    DOMAIN は、ロックされた ManageIQ ドメインではなく、ユーザー定義のドメインである必要があります。必要な場合には、ManageIQ ドメインからカスタムドメインにクラスをコピーすることができます。

    上記の例では、Cloud 名前空間を使用していますが、Infrastructure 名前空間を使用することもできます。

  3. 1847 (構成) をクリックして 1851 (このインスタンスの編集) を選択します。
  4. 値のフィールドで vm_retire_extend_days 属性を新しい値に変更します。
  5. 保存 をクリックします。 6299