セルフサービスユーザーインターフェースガイド
Red Hat CloudForms セルフサービスユーザーインターフェースの概要
概要
第1章 Red Hat CloudForms セルフサービス
Red Hat CloudForms セルフサービスは、IT サービス要求をオーバーおよび管理するための Web ベースのグラフィカルユーザーインターフェースです。セルフサービステナントのエンドユーザーを有効化すると、ウィジェット/ダッシュボードの制御やフィードバックの機能を実装したセルフサービスユーザーインターフェース (SSUI) を使用して、サービスへのアクセス、要求のトラッキング、アカウントの管理を容易に行うことができます。セルフサービスユーザーインターフェースは、完全な管理ユーザーインターフェースと同様に、メニューおよび機能のロールベースアクセス制御をサポートしています。
ユーザーがカタログ項目、ダイアログ、ボタン、アイコン、およびその他の項目を使用できるようにするには、それらをすべて、完全な管理ユーザーインターフェース内であらかじめ設定しておく必要があります。
第2章 セルフサービスユーザーインターフェースへのアクセス
セルフサービスユーザーインターフェースはデフォルトで実行されており、起動や設定をする必要はありません。セルフサービスユーザーインターフェースにアクセスするには、アプライアンスのホスト名 (または IP address) およびログインの認証情報を知っている必要があります。
セルフサービスの URL:
https://HOSTNAME/self_service/
セルフサービスユーザーインターフェースで使用する言語は、ログイン画面の 言語 から選択することができます。以下の言語がサポートされています。
- 英語
- Español (スペイン語)
- Français (フランス語)
- 日本語
- 한국어 (韓国語)
- Nederlands (オランダ語)
- Português (ポルトガル語)
- Português do Brasil (ブラジルポルトガル語)
- 简体中文 (簡体字中国語)
- 繁体字中国語
また、User Default と Browser Default オプションはそれぞれ、ユーザーまたはブラウザーで設定した言語になります。
第4章 ダッシュボードタブ
セルフサービスユーザーインターフェースにログインすると、デフォルトでダッシュボードの画面が表示されます。ダッシュボード タブには、利用可能なサービス、実行した要求の件数およびそれらのステータスが以下のように表示されます。
- サービス合計数
- 現在有効なサービス
- リタイア予定のサービス
- リタイア済みのサービス
- 要求の合計数
- 保留中の要求
- 承認済みの要求
- 拒否済みの要求
- 月額 - 今月
- セルフサービスインターフェースでは、リソース使用におけるコンピューティングおよびストレージ費用について月間の請求額を、完全な管理ユーザーインターフェースで対応している通貨で表示できるようになっています。これにより、当月の現時点までの費用を簡単に確認することができます。完全な管理ユーザーインターフェースでのチャージバックレートの設定と Red Hat CloudForms がチャージバック費用を計算する方法についての詳細は、『Monitoring, Alerts, and Reporting』ガイドの「Chargeback」を参照してください。
当月の初日の場合はデータがなく、費用がゼロになることもあります。また、データが豊富にあっても、新しい月に移されていない場合は今月のデータがないことになり、費用もゼロになります。
第5章 マイサービスタブ
マイサービス タブには、すべてのサービス要求がそれぞれ、サービス名、アイコンで表示される現在の 電源状態、仮想マシン数、所有者、作成 および リタイヤの 日付など、各サービスに関連付けられた情報の概要とともに表示されます。さらに、仮想マシンの過去 1 ヶ月の使用量に対するサービス別チャージバックコストも表示できます。エンティティーや 相対費用 毎にサービスをフィルタリングしたり、分類することができます。
同じ画面で、サービスの隣にある ...(ドット 3 つで表示) の詳細オプションをクリックすると、サービス名と説明の編集、タグの編集、所有者の編集、今すぐサービスのリタイヤ、あとでリタイヤ、サービスの削除などのオプションが表示されます。また、対象のサービスレベルで起動、停止、一時停止など、電源操作を実行するオプションもあります。サービスをクリックして、画面の上部にある指定のボタンを使用し、対象のサービスレベルでこれらのアクションすべてを実行したり、リソース セクションから仮想マシンダッシュボードへのアクセス、スナップショットの管理、仮想マシンや Web コンソールの表示が可能です。また、詳細オプション (ドット 3 つで表示) を使用して、仮想マシンの電源操作やライフサイクルを管理することもできます。
仮想マシンダッシュボード:
マイサービス の画面から、サービスをクリックして、仮想マシン名をクリックするか、詳細オプション (3 つのドットで表示) の横にある 詳細表示 をクリックして、仮想マシンダッシュボードにアクセスします。このダッシュボードには、仮想マシンリソースに関する以下の情報が表示されます。
- コンプライアンス
- リタイア
- スナップショット
- 電源イベントのタイムライン
- CPU、メモリー、ストレージに使用率
- Smart State analysis
- タグ
- カスタム属性
- ディスクの使用状況
さらに、ダッシュボードから、仮想マシンの電源操作の制御、スナップショットの管理も可能です。スナップショットとは、ある時点の仮想マシン全体の状態をキャプチャーした仮想マシンのディスクファイル (VMDK) のコピーのことです。
5.1. サービスのリタイヤ日の設定
以下の手順に従い、後ほどサービスをリタイヤする日程をスケジュールします。今すぐサービスをリタイヤする方法については「サービスのリタイヤ」を参照してください。
- サービス 画面から、リタイヤをスケジュールする必要のあるサービスをクリックします。
-
画面の右上隅にある
ボタンをクリックしてから リタイヤ日の設定 を選択します。サービスのリタイヤのスケジュール ウィンドウが表示されます。
- リタイヤ日 を設定します。
- 一覧から リタイア警告 を選択します。
- 保存 をクリックします。
5.2. サービスのリタイヤ
サービスをすぐにリタイヤする場合は以下の方法に従います。あとでサービスをリタイヤする場合は「サービスのリタイヤ日の設定」を参照してください。
- サービス 画面から、今すぐリタイヤをするサービスをクリックします。
-
画面の右上隅にある
ボタンをクリックして、リタイヤ を選択します。アクションを確定するための サービスを今すぐリタイヤ ウィンドウが表示されます。
- はい。今すぐサービスをリタイアします。 をクリックします。
5.3. サービスの所有者の設定
以下の手順に従い、サービスの所有者を設定します。
-
サービス 画面から、所有者を設定するサービスの隣にある詳細オプションをクリックしてから、所有者の設定 をクリックします。または、サービスをクリックします。画面の右上隅にある
ボタンをクリックしてから、所有者の設定 を設定します。
- 一覧から所有者を選択します。
- 一覧からグループを選択します。
- 保存 をクリックします。
5.4. タグの追加および編集
以下の手順に従い、サービスにタグを追加、あるいはサービスのタグを編集します。
-
サービス 画面から、タグを追加または編集するサービスの隣にある詳細オプションをクリックしてから、タグの編集 をクリックします。または、サービスをクリックします。画面の右上隅にある
ボタンをクリックしてから タグの編集 をクリックします。
- タグを追加するには、一覧から値およびタグカテゴリーを選択して、キャプチャー画面にある青いプラス (+) サインをクリックします。
- タグを編集するには、カテゴリーに割り当てられた値を変更するだけです。または、タグの x サインをクリックして、既存のタグを削除します。
- 保存 をクリックします。
5.5. サービスの削除
以下の手順に従い、サービスを削除します。
-
サービス 画面から、削除するサービスの横にある詳細オプションをクリックして、削除 をクリックします。画面の右上隅にある
ボタンをクリックしてから、削除 を選択すると確認画面が表示されます。
- はい。サービスを削除します。 をクリックします。
5.6. サービスの削除
以下の手順に従い、サービスの名前や説明を編集します。
-
マイサービス 画面から、編集するサービスの横にある詳細オプションをクリックして、編集 をクリックします。画面の右上隅にある
ボタンをクリックしてから、編集 を選択すると サービスの編集 画面が表示されます。
-
必要に応じてサービス名および説明を編集します。
- 保存 をクリックします。
5.7. 仮想マシンの電源状態の制御
仮想マシンの電源操作を実行するには、以下の手順に従います。仮想マシンの現在の状態によって、起動、停止、一時停止などの操作が可能です。
- マイサービス 画面から必要なサービスをクリックします。
- リソース で、詳細オプション (3 つのドットで表示) をクリックし、ここから、仮想マシンを起動、停止、または一時停止できます。または、電源操作 ボタンなど、リソースの詳細を表示するには、仮想マシン名をクリックします。
5.8. 仮想マシンのスナップショット作成
サービス画面からスナップショットを作成する手順:
- マイサービス 画面から、スナップショットを作成する仮想マシンに関連付けられているサービスをクリックします。
- リソース では、スナップショットを作成する仮想マシンの横にある スナップショット をクリックし、作成 を選択してスナップショットを作成します。スナップショットの作成 ウィンドウが表示されます。
- スナップショットの名前を入力します。
- オプション: 仮想マシンのメモリーの状態を取得するには、メモリー を選択します。
- オプション: 説明 を入力します。
- 作成 をクリックします。
リソース画面からスナップショットを作成する手順:
- マイサービス 画面から、スナップショットを作成する仮想マシンに関連付けられているサービスをクリックします。
- リソース で、スナップショットを作成する仮想マシンをクリックします。
- 仮想マシンのダッシュボードで、スナップショット ボタンをクリックして、作成 を選択します。スナップショットの作成 ウィンドウが表示されます。
- スナップショットの名前を入力します。
- オプション: 仮想マシンのメモリーの状態を取得するには、メモリー を選択します。
- オプション: 説明 を入力します。
- 作成 をクリックします。
5.9. 仮想マシンのスナップショット表示
- マイサービス 画面から、スナップショットを表示する仮想マシンに関連付けられているサービスをクリックします。
- リソース で、仮想マシンの横の スナップショット をクリックして、表示 を選択し、利用可能なスナップショットを表示します。または、仮想マシンをクリックし、スナップショット をクリックして利用可能なスナップショットを表示します。
スナップショットの概要画面からのみ、スナップショットを元に戻したり、削除したりできます。これには、スナップショット > 表示 に移動して、元に戻す、または削除するスナップショットの横にある詳細オプション (3 つのドットで表示) をクリックしてから、必要に応じて 元に戻す または 削除 をクリックします。元に戻すをクリックすると、スナップショットを作成した時点の状態に、仮想マシンを戻します。
5.10. 仮想マシンコンソールへのアクセス
以下の手順に従い、仮想マシンのコンソールウィンドウを表示します。このコンソールは、仮想マシンと直接対話できるようにするリモートコントロールシステムです。
- サービス 画面から必要なサービスをクリックします。
-
リソース で、仮想マシンの横にある
ボタンをクリックして、仮想マシンコンソール を選択します。
Web ブラウザーの新しいウィンドウに仮想マシンコンソールが開きます。コンソールにアクセスするには、お使いのブラウザーのポップアップ設定を場合によっては有効化する必要がある点に注意してください。
5.11. Web コンソール (Cockpit) の統合
Web コンソール (Cockpit) は、インタラクティブな Linux サーバーの管理インターフェースです。コンテナーの開始、ストレージ管理、ネットワーク設定およびログの検査などの簡単な管理タスクが実行できます。Cockpit を使用すると同時に複数のサーバーを監視および管理できる一方で、ブラウザーは Cockpit サービスを実行するプライマリーサーバーに接続します。このサービスからは別のサーバーに接続を確立することができます。
Red Hat CloudForms の完全な管理インターフェースとセルフサービスユーザーインターフェースでは、既定の仮想マシン用に Web コンソール (Cockpit インターフェース) にアクセスできるようになっています。
5.11.1. Web コンソールへのアクセス
Cockpit を起動するには、仮想マシンの IP アドレスが必要なため、事前設定して仮想マシンで実行する必要があります。
ボタンから仮想マシンの Web コンソール (Cockpit) を表示できます。
- マイサービス 画面から、Web コンソールを表示する仮想マシンに関連付けられているサービスをクリックします。
- リソース で、仮想マシンの横にある アクセス をクリックして、Web コンソールを開く を選択します。Cockpit インターフェースが読み込み中であることを示す通知が表示されます。
-
仮想マシンの Cockpit インターフェースが別ウィンドウで開きます。ブラウザーがセキュリティー警告を表示する場合は、この接続をセキュリティー例外に追加します。Advanced → Add Exception → Confirm Security Exception とクリックします。するとログイン画面が表示されます。
-
ログインすると、ダッシュボードのタブと Cockpit に追加された個別マシンが確認できます。
第6章 マイオーダータブ
マイオーダー タブは、サービスカタログ から追加されたサービス要求など、ショッピングカートの注文をすべて表示します。
このタブをクリックして、注文番号、リクエスター、注文日、アイテム数など、各オーダーの概要を表示します。注文番号の横にある矢印をクリックして、注文に関連付けられている要求、要求 ID、承認/拒否の有無、要求の現在の状態など、詳細情報を表示します。再オーダー ボタンをクリックして、要求を再オーダーし、注文に関連付けられているオプションを入力して、ショッピングカートに追加します。注文の横にある詳細オプション (3 つのドットで表示) をクリックして、注文を 削除 することができます。
第7章 サービスカタログタブ
サービスカタログ タブには、全サービスカタログ項目の一覧がタイルとして表示されます。ユーザーがそれらの項目にアクセスするには、管理ユーザーインターフェースで予め設定しておく必要があります。サービスカタログ項目は、名前、説明、カタログ名 でフィルタリングしたり、並べ替えたりすることができます。
サービスおよび仮想マシン名 およびサービスに関連付けられた VM Characteristics の下にあるダイアログフィールドで要求した情報を入力するページに移動するには、サービスをクリックします。セルフサービスユーザーインターフェースに、動的なダイアログ要素を追加できるようになった点に注意してください。つまり、Red Hat CloudForms がインスタンスやメソッドと通信し、必要な情報を取得して、動的にフィールドに値を入力できるように特定のダイアログフィールドが追加されました。ダイアログフィールドに全情報を入力したら、ショッピングカートに追加 をクリックします。
ショッピングカート:
セルフサービスユーザーインターフェースでは、ショッピングカートモデルを採用しており、サービスを個別にオーダーする代わりにこのカートを利用することができます。画面上部のショッピングカートのアイコンをクリックすると、ショッピングカートに追加済みのオーダー可能な全サービスが表示されます。必要な場合には特定のサービスをカートから削除することが可能です。また、カート内の全サービスを一度にオーダーしたり、まとめて消去したりして終了することもできます。
同じアイテムで ショッピングカートに追加 をクリックすると、同じアイテムがカートにあることを伝える警告がポップアップウィンドウに表示され、それでも追加するかどうか聞かれます。

