第9章 テナント
テナントとは、組織の単位またはプロジェクトについて使用する OpenStack 用語です。OpenStack では、以下の理由でテナントが使用されています。
- ユーザーのプロジェクトへの割り当て
- プロジェクトのクォータの定義
- プロジェクトのアクセスおよびセキュリティールールの適用
- プロジェクトのリソースおよびインスタンスの管理
これは、管理者およびユーザーが OpenStack 環境を整理し、各種のユーザーグループの制限を定義するのに役立ちます。たとえば、あるプロジェクトにはクォータを高く設定し、別のプロジェクトには特定ポートへの制限付きのアクセスが必要になるかもしれません。OpenStack はこれらの制限を定義し、プロジェクトに定義することを可能にします。
Red Hat CloudForms は、クォータおよび他の OpenStack オブジェクトとのリレーションシップを含む情報をテナントから収集します。
Red Hat CloudForms で複数のテナントを表示するには、Red Hat CloudForms から OpenStack 環境に対して認証を行うユーザーがこれらのテナントを閲覧できるように設定する必要があります。
9.1. テナントマッピング
OpenStack クラウドまたはインフラストラクチャープロバイダーを追加する際には、テナントマッピング を Red Hat CloudForms で有効にして、そのプロバイダーから既存のテナントにマッピングするようにできます。つまり、Red Hat CloudForms が既存の各 OpenStack テナントに一致する新たなクラウドテナントを作成することになります。この新規作成のクラウドテナントと対応する OpenStack テナントは、同一のユーザーメンバーシップ、クォータ、アクセス/セキュリティールール、リソース割り当てを持つことになります。
プロバイダーの更新時に、Red Hat CloudForms は OpenStack のテナント一覧の変更の有無もチェックします。Red Hat CloudForms は新しいテナントに一致する新規クラウドテナントを作成し、存在しなくなった OpenStack テナントに対応するクラウドテナントを削除します。Red Hat CloudForms は、OpenStack テナントに対する変更を対応するクラウドテナントにも複製します。
9.2. テナントの表示
特定のテナントをクリックしてその詳細を表示します。画面には、テナントのアコーディオンメニューとテナントの概要が表示されます。
- テナントの概要ビューを使用して、概要 の表示方法を変更します。
- テナントのアコーディオンメニューを使用して、テナントの プロパティー とその リレーションシップ を表示します。
- テナントの概要を使用して、リレーションシップ (クラウドプロバイダー、セキュリティーグループ、インスタンス、および イメージ)、クォータ (すべての OpenStack の コンピュート、ネットワーク、および ボリューム クォータを含む) および スマート管理 (Company タグ) についての詳細を表示します。
9.3. テナントのリレーションシップの表示
テナントのアコーディオンメニューの リレーションシップ セクションを使用して、テナントに関連する項目を表示します。
- → → の順に移動します。
- テナントをクリックして構成を表示します。
- テナントのアコーディオンメニューから、リレーションシップ をクリックします。
- リソース のタイプをクリックしてフレーバーのリレーションシップを表示します。

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