第3章 機能拡張

Red Hat CloudForms 4.0 (CFME 5.5) では以下の機能拡張が提供されています。

エンタイトルメント

Red Hat CloudForms は、サブスクリプション/証明書をベースにプロバイダーを有効にする機能を提供して、CloudForms が付属した OpenStack や、CloudForms が付属した OpenShift など、他の SKU と組み合わせたバンドル製品として提供することが可能です。Red Hat CloudForms の提供に別のストリームが利用できると選択肢が増え、詳細にわたる管理機能をユーザーに提供することができます。

エンタイトルメントにより、以下のように Red Hat の機能が強化されます。

  • 証明書をベースにプロバイダーを有効化/無効化する機能
  • Red Hat CloudForms に提供される Red Hat Cloud Data Network の有効なサブスクリプション
  • 独自の CloudForms チャンネル内に留まる機能
  • 証明書がない場合でもプロバイダーを追加できる機能
  • 証明書がある場合には、証明書がサポートする SKU ごとにプロバイダーを制限する機能
  • プロバイダーによる SKU マッピングのサポート機能
  • 証明書に関連付けられた SKU を削除/追加した後でも、プロバイダーを正常に動作させる機能
イベントスイッチボード

Red Hat CloudForms は、イベントスイッチボードという新機能が導入され、イベント処理機能の正規化や可視性が向上されました。イベントスイッチボードは、自動化機能で処理してプロバイダーのイベントや miq ポリシーイベントを自動化します。全イベントクラスの親クラスとして指定できるように、新しい EventStream クラスが追加されました。イベントが入ってくると、自動化 (automate) に EventStream オブジェクトが送出され、イベント処理プロセスが開始されます。EmsEvent インスタンスには、仮想マシン、ホスト、プロバイダー関連のイベントに関する情報がすべて含まれています。

イベントスイッチボードにより、以下の機能が提供されます。

  • 現在のイベント定義をデータベースに移動する機能
  • 自動化にイベントをマッピングする機能
マルチテナンシー

Red Hat CloudForms のマルチテナンシーでは、以下のような複数の機能拡張が提供されています。

  • 別の認証やリソース分散を要して複数の組織をサポートします。これには、マルチレベル (ネスト化された) テナントを指定できる機能が含まれます。
  • 新規テナントへのクォータ設定
  • テナントの Role-Based Access Control (RBAC)、タグ付け、認証システムのサポート
Red Hat Access プラグイン

今回のリリースでは、ユーザーは、Red Hat CloudForms アプライアンスの Web インターフェースから Red Hat Access Insights に直接アクセスできるようになりました。Red Hat Access Insights は、Red Hat CloudForms デプロイメントの主な問題を迅速に特定するのに役立つ情報を提供する自動化サービスです。

Red Hat Access Insights プラグインは、テクノロジープレビュー扱いでのサポートとなります。詳しい情報は、「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。

Microsoft Azure プロバイダー

Red Hat CloudForms は、インベントリーやプロビジョニングなどの機能を提供できるように、新たなプロバイダーを提供して Microsoft Azure の Deep Integration (深い統合) を可能にします。

Microsoft Azure 統合により、Red Hat CloudForms に以下の機能を提供します。

  • インベントリー
  • コンポーネントインベントリー
  • 容量
  • 関係
  • 使用率
Red Hat OpenShift v3 プロバイダー

Red Hat CloudForms で Red Hat OpenShift v3 プロバイダーを統合することで、以下のエリアのサポートを提供します。これには次のような機能が含まれます。

  • OpenShift インフラストラクチャーのトポロジーの表示
  • OpenShift インベントリーオブジェクトとホストのインフラストラクチャーの関連付け。Red Hat CloudForms は OpenShift コンポーネントとそれに対応する仮想または物理アイテムを相互に関連付けることができます。
  • ユーザーインターフェースのリレーションシップのエリアから起動するグラフィカルトポロジーマップの生成
  • RHEL Atomic Platform ノードが提供できる容量の表示
  • OpenShift Enterprise コンポーネント (CPU、メモリー、ストレージ、ネットワーク) がどのように使用されるかの表示
  • フリースな (簡潔でシンプルな) イメージの提供
  • OpenShift Enterprise インフラストラクチャーの詳細を表示する Dashboard の機能
  • OpenShfit からのイベント受信
プラグ可能なプロバイダー

(今回のリリースの) Red Hat CloudForms は、ベンダーがコミュニティーで利用可能な慣習やドキュメントを使用して、Red Hat CloudForms の独自のプロバイダーを記述できるようになりました。以前のリリースでは、Red Hat Insight はセキュリティーの脆弱性に関する詳細情報や調整に関する推奨事項などを提供して Red Hat CloudForms デプロイメントの主要な問題の特定に使用していました。Red Hat CloudForms 4.0 では、Red Hat CloudForms と Red Hat Insights プラグインの間でのデータ共有はありません。Red Hat Insights は、Red Hat CloudForms のユーザーフェースにプラグ可能なユーザーインターフェースモジュールとして、使用します。

プラグ可能なプロバイダーは、Red Hat CloudForms に以下の機能拡張を提供します。

  • コミュニティーが当製品のプロバイダーを作成できるようになります。
  • プロバイダーコードの名前空間を指定してプロバイダーを明確に分割することで、プロバイダーをサポートしていた以前のアーキテクチャーを簡素化します。
  • 既存のベンダープロバイダーを個別のフォルダー/名前空間に分類してフレームワークプロジェクトのプラグ機能を有効化します。
セルフサービスポータル

ウィジェット、ダッシュボード制御、フィードバック機能のあるユーザーインターフェースを使用して、サービスやリソースの管理性が向上されます。この機能拡張は、以下をサポートします。

  • サービスのグラフィックイメージや HTML テキストの説明
  • サービスが要求された場合にダイアログの表示
  • デプロイされたサービス (マイサービス) の管理
  • カタログカテゴリー、ブランディング、認証
簡体中国語のサポート
Red Hat CloudForms では、CFME アプライアンスのサポート言語に簡体中国語が追加されました。
Red Hat Enterprise Linux 7.1 サポート

Red Hat CloudForms は Red Hat Enterprise Linux 7.1 上で完全にサポートされます。

Red Hat は、Red Hat CloudForms 4.0 のアドバイザリーで Red Hat Enterprise Linux 7.2 のサポートが通知されるまで、Red Hat CloudForms 4.0 アプライアンスの Red Hat Enterprise Linux 7.2 へのアップグレードを延期することを推奨します。

Automate Server Role (自動化のサーバーロール)
CloudForms Management Engine の以前のバージョンでは、Automate Server Role はデフォルトでは無効になっていました。自動化は、仮想マシン、サービス、オーケストレーション、プロビジョニング、カスタムのボタン、リタイヤメントなど製品の多くのエリアで必要です。CloudForms Management Engine の最新版では、Automate Server Role がデフォルトで有効化されています。必要に応じて、ユーザーによりこのロールを無効化することができます。