5.3. バグ修正

このパートでは、ユーザーに重大な影響を与える Red Hat Certificate System 9.3 で修正されたバグについて説明します。

TPS サブシステムのインプレース更新により、externalRegISEtoken プロファイルが CS.cfg ファイルに追加されるようになりました。

証明書システムの以前の更新では、externalRegISEtoken トークン処理システム (TPS) プロファイルがデフォルトの /usr/share/pki/tps/conf/CS.cfg TPS 設定ファイルに追加されました。ただし、管理者が古い TPS システムのインプレースアップグレードを実行した場合、新しい設定は /var/lib/pki/pki-instance_name/tps/conf/CS.cfg ファイルに追加されませんでした。したがって、アップグレードされた TPS システムでは新しい設定が使用されませんでした。今回の更新でこの問題が修正されています。その結果、インプレースアップグレードの実行時に、トークンプロファイルが TPS 設定に自動的に追加されるようになりました。

pki-core パッケージでのバグ修正

Red Hat Certificate System のバグ修正。pki-coreパッケージについては、『Red Hat Enterprise Linux 7.5 リリースノート』 に記載されています。