16.6.2. データベースコンテンツの表示

サブシステム証明書データベースに格納されている証明書 cert8.db は、サブシステム管理コンソールから表示できます。または、certutil ユーティリティーを使用して一覧表示できます。certutil は、TPS サブシステムは管理コンソールを使用しないため、TPS 証明書を表示するのに使用する必要があります。
注記
cert8.db に一覧表示されている証明書データベースは、サブシステム操作に使用されるサブシステム証明書です。ユーザー証明書は、LDAP 内部データベースのユーザーエントリーと共に保存されます。

16.6.2.1. コンソールを使用したデータベースコンテンツの表示

管理コンソールを使用してデータベースの内容を表示するには、以下を行います。
  1. サブシステムコンソールを開きます。
    pkiconsole https://server.example.com:secure_port/subsystem_type
  2. Configuration タブで、左側のナビゲーションツリーから System Keys and Certificates を選択します。
  3. CA Certificates および Local Certificates の 2 つのタブがあります。ここには、さまざまな種類の証明書が一覧表示されます。
    • CA 証明書 には、Entrust や Verisign などのサードパーティー CA や外部の CertificateCertificate Systemnbsp;System Certificate Managers によって発行された証明書など、対応する秘密鍵マテリアルが利用できない CA 証明書が一覧表示されます。
    • Local Certificates には、KRA トランスポート証明書や OCSP 署名証明書など、CertificateCertificate Systemnbsp;System サブシステムインスタンスによって保持されている証明書が一覧表示されます。

    図16.2 Certificate Database タブ

    Certificate Database タブ
  4. Certificate Database Management テーブルには、サブシステムにインストールされている証明書が一覧表示されます。証明書ごとに、以下の情報が提供されます。
    • Certificate Name
    • Serial Number
    • 発行者名。この証明書の発行者の共通名 (cn) です。
    • Token Name (証明書を保持する暗号化トークンの名前)。データベースに保存されている証明書の場合、これは internal になります。
証明書に関する詳細情報を表示するには、証明書を選択して View をクリックします。これにより、証明書のシリアル番号、有効期間、サブジェクト名、発行者名、および証明書のフィンガープリントを表示するウィンドウが開きます。