8.4.3. マッパーの作成

マッパーは LDAP 公開のみで使用されます。マッパーは、証明書のサブジェクト名と、証明書が公開されるディレクトリーエントリーの DN 間の関係を定義します。Certificate Manager は、使用するエントリーを判断できるように、証明書または証明書要求からエントリーの DN を取得する必要があります。マッパーは、ユーザーエントリーの DN と証明書のサブジェクト名またはその他の入力情報との関係を定義して、エントリーの正確な DN を特定し、ディレクトリーで見つけることができるようにします。
設定すると、Certificate Manager は、最も一般的な関係を定義するマッパーのセットを自動的に作成します。デフォルトのマッパーは、表8.2「デフォルトのマッパー」 に一覧表示されます。

表8.2 デフォルトのマッパー

マッパー 説明
LdapUserCertMap ユーザー証明書を公開するために、ディレクトリーでユーザーエントリーの正しい属性を見つけます。
LdapCrlMap CRL を公開するために、ディレクトリーで CA のエントリーの正しい属性を見つけます。
LdapCaCertMap CA 証明書を公開するために、ディレクトリーで CA のエントリーの正しい属性を見つけます。
デフォルトのマッパーを使用するには、DN パターンを指定し、ディレクトリーに CA エントリーを作成するかどうかを指定して、各マクロを設定します。他のマッパーを使用するには、マッパーのインスタンスを作成および設定します。詳細は、「マッパープラグインモジュール 」を参照してください。
  1. Certificate Manager コンソールにログインします。
    pkiconsole https://server.example.com:8443/ca
  2. Configuration タブで、左側のナビゲーションツリーから Certificate Manager を選択します。Publishing を選択し、Mappers を選択します。
    設定されたマッパーを一覧表示する Mappers Management タブが右側で開きます。
  3. 新しいマッパーインスタンスを作成するには、Add をクリックします。Select Mapper Plugin Implementation ウィンドウが開き、登録されたマッパーモジュールが一覧表示されます。モジュールを選択し、そのモジュールを編集します。これらのモジュールに関する詳細は、「マッパープラグインモジュール 」 を参照してください。
  4. マッパーインスタンスを編集し、OK をクリックします。
    各マッパーに関する詳細は、「マッパープラグインモジュール 」 を参照してください。