7.3.5. キャッシュからの CRL の生成

デフォルトでは、CRL は CA の内部データベースから生成されます。ただし、証明書が取り消されてメモリーに保持されるため、失効情報を収集できます。その後、この失効情報を使用して、メモリーから CRL を更新できます。内部データベースから CRL を生成するために必要なデータベース検索を省略すると、パフォーマンスが大幅に改善されます。
注記
キャッシュから CRL を生成する際のパフォーマンスの向上により、ほとんどの環境で enableCRLCache パラメーターが有効になります。ただし、実稼働環境ではこの Enable CRL cache testing パラメーターを有効に しないでください

7.3.5.1. コンソールでのキャッシュからの CRL 生成の設定

  1. コンソールを開きます。
    pkiconsole https://server.example.com:8443/ca
  2. Configuration タブで、Certificate Manager フォルダーと CRL Issuing Points サブディレクトリーを展開します。
  3. MasterCRL ノードを選択します。
  4. Enable CRL cache を選択します。
  5. 変更を保存します。