5.2.2. サーバー側の鍵生成を使用した CSR の生成

Firefox v69 以降や Chrome など、多くの新しいバージョンのブラウザーでは、PKI キーを生成する機能と、キーアーカイブ用の CRMF のサポートが削除されています。RHEL では、CRMFPopClient (CR MFPopClient--help を参照) または pki (pki client-cert-request --help を参照) などの CLI を回避策として使用することができます。
サーバー側の Keygen の登録は、トークンキー管理システム (TMS) の導入以来、長い間行われてきました。このシステムでは、キーをスマートカードでローカルに生成するのではなく、KRA で生成できます。Red Hat Certificate System 9 では、ブラウザーのキー生成の問題を解決するための同様のメカニズムが導入されました。鍵はサーバーで生成され (特に KRA で)、PKCS#12 のクライアントに安全に転送されます。
注記
暗号化証明書にのみサーバー側 Keygen メカニズムを使用することが強く推奨されます。

5.2.2.1. 主な機能

  • 証明書要求キーは KRA で生成されます (注: CA と連携するには、KRA をインストールする必要があります)。
  • プロファイルのデフォルトプラグイン serverKeygenUserKeyDefaultImpl は、キーアーカイブ (つまり enableArchival パラメーター) を有効または無効にするための選択を提供します。
  • RSA 鍵と EC 鍵の両方のサポート
  • 手動 (エージェント) 承認と自動承認 (ディレクトリーパスワードベースなど) の両方のサポート