15.2.2. コンソールでログの設定

ログは、サブシステムコンソールとサブシステムの CS.cfg ファイルを使用して設定できます。署名付き監査ログやカスタムログなどの特別なログは、コンソールまたは設定ファイルからも作成できます。
システム、トランザクション、監査ログは、CA、OCSP、TKS、および KRA サブシステムのサブシステムコンソールで設定できます。TPS ログは、設定ファイルでのみ設定されます。
  1. Configuration タブのナビゲーションツリーで Log を選択します。
  2. ログイベントリスナー管理 タブには、現在設定されているリスナーが一覧表示されます。
    新しいログインスタンスを作成するには、Add をクリックし、Select Log Event Listener Plug-in Implementation ウィンドウの一覧からモジュールプラグインを選択します。
  3. Log Event Listener Editor ウィンドウでフィールドを設定または変更します。表15.3「ログイベントリスナーフィールド」 に、さまざまなパラメーターを記載しています。

表15.3 ログイベントリスナーフィールド

フィールド 説明
Log Event Listener ID リスナーを識別する一意の名前を指定します。この名前には、文字 (aA から zZ)、数字 (0 から 9)、アンダースコア (_)、およびハイフン (-) を使用できますが、他の文字やスペースは使用できません。
type ログファイルのタイプを指定します。システム はエラーおよびシステムログを作成します。トランザクション は監査ログを記録します。
enabled ログがアクティブかどうかを設定します。有効にするログのみがイベントを記録します。値は true または false です。
level テキストフィールドにログレベルを設定します。このレベルは、フィールドに手動で入力する必要があります。選択メニューはありません。DebugInformationWarningFailureMisconfigurationCatastrophe、および Security を選択できます。詳細は、「ログレベル (メッセージカテゴリー)」を参照してください。
fileName ログファイルへのファイル名を含む完全パスを指定します。サブシステムユーザーには、ファイルへの読み書きパーミッションがなければなりません。
bufferSize ログのキロバイトサイズ (KB) のバッファーサイズを設定します。バッファーがこのサイズに達すると、バッファーの内容はフラッシュされ、ログファイルにコピーされます。デフォルトのサイズは 512 KB です。バッファーロギングの詳細は、「バッファー付きおよびバッファーなしのロギング」 を参照してください。
flushInterval バッファーの内容がフラッシュされてログファイルに追加されるまでの時間を設定します。デフォルトの間隔は 5 秒です。
maxFileSize ローテーションされる前に可能なログファイルのサイズをキロバイト (KB) 単位で設定できます。このサイズに達すると、ファイルはローテーションファイルにコピーされ、ログファイルが新たに開始されます。ログファイルのローテーションに関する詳細は、「ログファイルローテーション」を参照してください。デフォルトのサイズは 2000 KB です。
rolloverInterval アクティブなログファイルをローテートするようにサーバーの頻度を設定します。利用可能なオプションは hourly、daily、weekly、monthly、および yearly です。デフォルトは monthly です。詳細は「ログファイルローテーション」を参照してください。