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21.2.2. Leapp アップグレードの実行
- 報告される可能性のあるすべての問題を解決した場合は、次のようにインプレースアップグレードを続行します。
# leapp upgrade
Leapp
は、手順21.0「」 の最後に記載されているアップグレード前のチェックを実行することから始まります。システムが信頼できるアップグレードのパラメーターを満たしている場合、Leapp
は、必要なデータをダウンロードし、RPM トランザクションを準備します。そうでない場合は、システムはプロセスを終了し、アップグレード前の手順で説明されているように、/var/log/leapp/leapp-report.txt
ファイルにレポートが記録されます。 - 成功すると、
Leapp
により、システムの再起動が求められます。# reboot
.または--reboot
オプションを指定してleapp upgrade
コマンドを実行できます。その後、システムが RHEL 8 ベースの初期 RAM ディスクイメージ initramfs で起動します。Leapp
はすべてのパッケージをアップグレードして、自動的に RHEL 8 システムを再起動します。 - アップグレードを完了するには、以下のタスクを実行してチェックを行います。
SELinux
モードを Enforcing に変更します。# setenforce 1
システムを再起動したら、getenforce
コマンドを実行して、現在の SELinux モードであることを確認することができます。セキュリティーポリシーの詳細は、Red Hat Enterprise Linuxnbsp;Hat Enterprise Linuxnbsp;Linux の『 『RHEL 7 から RHEL 8 へ』 のアップグレード』の該当するセクションを参照してください。- ファイアウォールを有効にします。
# systemctl start firewalld # systemctl enable firewalld
- 現在の OS バージョンが Red Hat Enterprise Linuxnbsp;Hat Enterprise Linuxnbsp;Linux 8 であることを確認します。
# cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux release 8.3
- OS カーネルバージョンを確認します (.el8 が重要な点に留意してください)。
# uname -r 4.18.0-240.el8.x86_64
- 正しい製品がインストールされていることを確認します。
# subscription-manager list --installed
- OS リリースバージョンが正しく設定されていることを確認します。以下に例を示します。
# subscription-manager release Release: 8.3
- Certificate System パッケージバージョンが .el8 であることを確認します。
- ネットワークサービスが機能していることを確認します。
- アプリケーションのアップグレード後のステータスを確認します。