6.15. Ceph Orchestrator を使用した OSD のアクティブ化

ホストのオペレーティングシステムが再インストールされた場合に、クラスターで OSD をアクティブにすることができます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • ホストがクラスターに追加されている。
  • Monitor、Manager、および OSD デーモンがストレージクラスターにデプロイされている。

手順

  1. Cephadm シェルにログインします。

    [root@host01 ~]# cephadm shell

  2. ホストのオペレーティングシステムを再インストールしたら、OSD をアクティベートします。

    構文

    ceph cephadm osd activate HOSTNAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph cephadm osd activate host03

検証

  • サービスをリスト表示します。

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ls

  • ホスト、デーモン、およびプロセスをリスト表示します。

    構文

    ceph orch ps --service_name=SERVICE_NAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ps --service_name=osd

6.15.1. データ移行の監視

OSD を CRUSH マップに追加または削除すると、Ceph は配置グループを新規または既存の OSD に移行してデータのリバランスを開始します。ceph-w コマンドを使用して、データの移行を確認できます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • 最近 OSD を追加または削除した。

手順

  1. データの移行を確認するには、以下を実行します。

    [ceph: root@host01 /]# ceph -w

  2. 配置グループのステータスが active+clean から active, some degraded objects し、最後に移行の完了時に active+clean に変わるのを確認します。
  3. ユーティリティーを終了するには、Ctrl + C を押します。