付録A Ceph Ansible と Cephadm の比較

Red Hat Ceph Storage 5.0 では、ストレージクラスターのコンテナー化されたデプロイメント向けに新たなデプロイメントツール Cephadm が導入されました。

以下の表は、Day One と Day Two 操作で Ceph クラスターのコンテナー化されたデプロイメントを管理する場合の Cephadm と Ceph-Ansible Playbook を比較しています。

表A.1 Day One 操作

説明Ceph-AnsibleCephadm

Red Hat Ceph Storage クラスターのインストール

site-container.yml Playbook を実行します。

cephadm bootstrap コマンドを実行して、管理ノードでクラスターをブートストラップします。

ホストの追加

Ceph Ansible インベントリーを使用します。

ceph orch add host HOST_NAME を実行して、ホストをクラスターに追加します。

モニターの追加

add-mon.yml Playbook を実行します。

`ceph orch apply mon ` コマンドを実行します。

マネージャーの追加

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply mgr コマンドを実行します。

OSD の追加

add-osd.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply osd コマンドを実行して、利用可能なすべてのデバイスまたは特定のホストに OSD を追加します。

特定デバイスでの OSD の追加

osd.yml ファイルの devices を選択し、add-osd.yml Playbook を実行します。

osd.yml ファイルの data_devices 下にある paths フィルターを選択し、ceph orch apply -i FILE_NAME.yml コマンドを実行します。

MDS の追加

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply FILESYSTEM_NAME コマンドを実行して MDS を追加します。

Ceph Object Gateway の追加

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply rgw コマンドを実行して、Ceph Object Gateway を追加します。

表A.2 Day Two 操作

説明Ceph-AnsibleCephadm

ホストの削除

Ansible インベントリーを使用します。

ceph orch host rm HOST_NAME を実行してホストを削除します。

モニターの削除

shrink-mon.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply mon を実行して、他のモニターを再デプロイします。

マネージャーの削除

shrink-mon.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply mgr を実行して、他のマネージャーを再デプロイします。

OSD の削除

shrink-osd.yml Playbook を実行します。

ceph orch osd rm OSD_ID を実行して OSD を削除します。

MDS の削除

shrink-mds.yml Playbook を実行します。

ceph orch rm SERVICE_NAME を実行して特定のサービスを削除します。

NFS プロトコル上の Ceph ファイルシステムのエクスポート

Red Hat Ceph Storage 4 ではサポートされません。

ceph nfs export create コマンドを実行します。

Ceph Object Gateway のデプロイメント

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply rgw SERVICE_NAME を実行して Ceph Object Gateway サービスをデプロイします。

Ceph Object Gateway の削除

shrink-rgw.yml Playbook を実行します。

ceph orch rm SERVICE_NAME を実行して特定のサービスを削除します。

iSCSI ゲートウェイのデプロイメント

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply iscsi 実行して iSCSI ゲートウェイをデプロイします。

ブロックデバイスのミラーリング

site-container.yml Playbook を実行します。

ceph orch apply rbd-mirror コマンドを実行します。

Red Hat Ceph Storage のマイナーバージョンアップグレード

infrastructure-playbooks/rolling_update.yml Playbook を実行します。

ceph orch upgrade start コマンドを実行します。

Red Hat Ceph Storage 4 から Red Hat Ceph Storage 5 へのアップグレード

infrastructure-playbooks/rolling_update.yml Playbook を実行します。

Cephadm を使用したアップグレードはサポートされません。

モニタリングスタックのデプロイメント

インストール時に all.yml ファイルを編集します。

サービスを指定した後に ceph orch apply -i FILE.yml を実行します。

関連情報