3.8. 新しいストレージクラスターのブートストラップ

cephadm ユーティリティーは、ブートストラッププロセス中に以下のタスクを実行します。

  • ローカルノード上に新しい RedHat Ceph Storage クラスターの Ceph Monitor デーモンと Ceph Manager デーモンをコンテナーとしてインストールし、開始します。
  • /etc/ceph ディレクトリーを作成します。
  • Red Hat Ceph Storage クラスターの /etc/ceph/ceph.pub に公開鍵のコピーを書き込み、SSH キーを root ユーザーの /root/.ssh/authorized_keys ファイルに追加します。
  • 新しいクラスターと通信するために必要な最小限の設定ファイルを /etc/ceph/ceph.conf に書き込みます。
  • client.admin 管理秘密鍵のコピーを /etc/ceph/ceph.client.admin.keyring に書き込みます。
  • prometheus、grafana、および node-exporteralert-manager などの他のツールを使用して、基本的なモニタリングスタックをデプロイします。
重要

非接続インストールを実行している場合は、『Performing a disconnected installation』を参照してください。

注記

新しいストレージクラスターで実行する既存の prometheus サービスがある場合、または Rook で Ceph を実行している場合は、cephadm bootstrap コマンドで --skip-monitoring-stack オプションを使用します。このオプションは、後で手動で設定できるように、基本的なモニタリングスタックを迂回します。

重要

ブートストラップにより、Dashboard への初期ログインのデフォルトのユーザー名およびパスワードが提供されます。ブートストラップでは、ログイン後にパスワードを変更する必要があります。

重要

ブートストラッププロセスを開始する前に、使用するコンテナーイメージに cephadm と同じバージョンの Red Hat Ceph Storage があることを確認します。2 つのバージョンが一致しないと「Creating initial admin user」段階でブートストラップに失敗します。

前提条件

  • 最初の Ceph Monitor コンテナーの IP アドレス。これはストレージクラスターの最初のノードの IP アドレスでもあります。
  • ストレージクラスターのすべてのノードで registry.redhat.io にログインします。
  • 少なくとも 10 GB の空き容量がある /var/lib/containers/
  • 全ノードへの root レベルのアクセス。
注記

ストレージクラスターに複数のネットワークおよびインターフェースが含まれる場合、ストレージクラスターを使用するすべてのノードからアクセス可能なネットワークを選択するようにしてください。

注記

ローカルノードが完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用する場合は、コマンドラインで --allow-fqdn-hostname オプションを cephadm bootstrap に追加します。

重要

クラスターの最初の Monitor ノードにするノードで cephadm bootstrap を実行します。IP_ADDRESS オプションは、cephadm bootstrap の実行に使用するノードの IP アドレスでなければなりません。

注記

IPV6 アドレスを使用してストレージクラスターをデプロイする場合は、--mon-ip IP-ADDRESS オプションで IPV6 アドレス形式を使用します。例: `cephadm bootstrap --mon-ip 2620:52:0:880:225:90ff:fefc:2536 --registry-json /etc/mylogin.json

手順

  1. ストレージクラスターをブートストラップします。

    構文

    cephadm bootstrap --mon-ip IP_ADDRESS --registry-url registry.redhat.io --registry-username USER_NAME --registry-password PASSWORD

    [root@vm00 ~]# cephadm bootstrap --mon-ip 10.10.128.68 --registry-url registry.redhat.io --registry-username myuser1 --registry-password mypassword1

    スクリプトが完了するまで数分かかります。スクリプトが完了すると、Red Hat Ceph Storage Dashboard URL へのクレデンシャル、Ceph コマンドラインインターフェース (CLI) にアクセスするコマンド、およびテレメトリーを有効にする要求が提供されます。

    Ceph Dashboard is now available at:
    
                 URL: https://rh8-3.storage.lab:8443/
                User: admin
            Password: i8nhu7zham
    
    You can access the Ceph CLI with:
    
            sudo /usr/sbin/cephadm shell --fsid 266ee7a8-2a05-11eb-b846-5254002d4916 -c /etc/ceph/ceph.conf -k /etc/ceph/ceph.client.admin.keyring
    
    Please consider enabling telemetry to help improve Ceph:
    
            ceph telemetry on
    
    For more information see:
    
            https://docs.ceph.com/docs/master/mgr/telemetry/
    
    Bootstrap complete.

関連情報