6.6. ダッシュボードでの Ceph OSD の監視

Red Hat Ceph Storage Dashboard のランディングページで、Ceph OSD のステータスを監視できます。OSD タブでは、ホスト、ステータス、デバイスクラス、プレイスメントグループ (PG) の数、サイズフラグ、使用状況、読み取りまたは書き込み操作時間などの詳細を表示することもできます。

OSD ページのさまざまなタブを次に示します。

  • デバイス - このタブには、デバイス ID、ヘルス状態、有効期限、デバイス名、ホストのデーモンなどの詳細が表示されます。
  • 属性 (OSD マップ) - このタブには、クラスターアドレス、ハートビートの詳細、OSD の状態、およびその他の OSD 属性が表示されます。
  • メタデータ - このタブには、OSD オブジェクトストア、デバイス、オペレーティングシステム、およびカーネルの詳細が表示されます。
  • デバイスのヘルス - スマート対応デバイスの場合には、個々のヘルスステータスと SMART データを取得できます。
  • パフォーマンスカウンター - このタブには、デバイスに書き込まれたバイトの詳細が表示されます。
  • パフォーマンスの詳細 - このタブには、デプロイされた OSD、CPU 使用率、RAM 使用率、ネットワーク負荷、ネットワークドロップ率、OSD ディスクのパフォーマンス統計などの詳細が表示されます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • ホストがストレージクラスターに追加されている。
  • OSD を含むすべてのサービスがストレージクラスターにデプロイされている。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. Cluster ドロップダウンメニューから、OSD を選択します。
  3. 特定の OSD の詳細を表示するには、そのホストの行にある Expand/Collapse アイコンをクリックします。

    図6.5 Ceph クラスターの OSD のモニタリング

    Monitoring OSDs of the Ceph cluster

    各タブをクリックすると、デバイス属性 (OSD マップ)メタデータデバイスヘルスパフォーマンスカウンターパフォーマンスの詳細 などの情報を表示できます。

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