13.3. Ceph Dashboard を使用した iSCSI 機能の管理

ストレージ管理者は、Red Hat Ceph Storage Dashboard で iSCSI イメージおよびターゲットを管理および監視できます。ダッシュボードを使用して iSCSI イメージおよびターゲットを管理および監視する前に、ゲートウェイを追加してダッシュボードの iSCSI 機能を有効化する必要があります。

13.3.1. iSCSI ゲートウェイの Ceph Dashboard への手動追加

iSCSI ターゲットは、Ceph iSCSI ゲートウェイの rbd-target-api サービスが提供する REST API を使用して管理できます。ダッシュボードがこれにアクセスする前に、API アドレスをダッシュボードに追加する必要があります。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ホストおよびコンテナーがデプロイされている。
重要

Ceph iSCSI ゲートウェイには、高可用性を提供するためにゲートウェイが 2 つ必要です。

手順

  1. Cephadm シェルにログインします。

    [root@host01 ~]# cephadm shell

  2. iSCSI ゲートウェイの REST API が自己署名証明書を使用して HTTPS モードで設定されている場合は、API へのアクセス時の SSL 証明書の検証を回避するようにダッシュボードを設定する必要があります。以下のコマンドを実行して SSL 検証を無効にします。

    構文

    # ceph dashboard set-iscsi-api-ssl-verification false

    [ceph: root@host01 /]# ceph dashboard set-iscsi-api-ssl-verification false
    Option ISCSI_API_SSL_VERIFICATION updated

  3. ゲートウェイを一覧表示します。

    構文

    ceph dashboard iscsi-gateway-list

    [ceph: root@host01 /]# ceph dashboard iscsi-gateway-list
    {"gateways": {"host01": {"service_url": "http://admin:admin@[2620:52:0:880:225:90ff:fefc:2538]:5000"}, "host03": {"service_url": "http://admin:admin@[2620:52:0:880:225:90ff:fefc:252c]:5000"}}}----

  4. 2 つ以上のゲートウェイの最初のファイルを作成して、service_url を追加します。

    [ceph: root@host01 /]# cat iscsigateway1
    http://admin:admin@[2620:52:0:880:225:90ff:fefc:2538]:5000

  5. ダッシュボードに、少なくとも 2 つあるゲートウェイの最初のものを追加します。

    構文

    ceph dashboard iscsi-gateway-add -i FILE HOSTNAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph dashboard iscsi-gateway-add -i iscsigateway1 host01
    Success

  6. 2 つ以上あるゲートウェイの内、2 番目のファイルを作成します。

    [ceph: root@host01 /]# cat iscsigateway2
    http://admin:admin@[2620:52:0:880:225:90ff:fefc:252c]:5000

  7. ダッシュボードに、少なくとも 2 つあるゲートウェイの 2 つ目のものを追加します。

    構文

    ceph dashboard iscsi-gateway-add -i FILE HOSTNAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph dashboard iscsi-gateway-add -i iscsigateway2 host03
    Success

関連情報

13.3.2. Ceph Dashboard の iSCSI の概要

Red Hat Ceph Storage Dashboard の iSCSI でエクスポートした iSCSI ゲートウェイホストおよびイメージを示す概要が表示されます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイがインストールされている。
  • iSCSI ゲートウェイがダッシュボードに追加されている。
  • ダッシュボードの iSCSI 機能が有効になっている。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。

    図13.21 iSCSI の概要

    iSCSI overview

関連情報

13.3.3. Ceph Dashboard での iSCSI ターゲットの作成

Red Hat Ceph Storage Dashboard で iSCSI ターゲットを作成できます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイが、少なくとも 2 つのゲートウェイと共にインストールされている。
  • iSCSI ゲートウェイがダッシュボードに追加されている。
  • ダッシュボードの iSCSI 機能が有効になっている。
  • RBD アプリケーションが有効になっている複製されたプール。
  • RBD アプリケーションが有効になっているイレイジャーコーディングされたプール。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。
  4. ターゲット タブをクリックします。
  5. Create ドロップダウンメニューから、Create をクリックします。
  6. Create Target ウィンドウで、次のパラメーターを設定します。

    1. 必要に応じて、ターゲット IQN を変更します。
    2. 必要に応じて、ターゲットの詳細設定を設定します。
    3. +Add portal ボタンをクリックし、2 つ以上のゲートウェイの最初のゲートウェイを選択します。追加のゲートウェイに対してこの手順を繰り返します。
    4. +Add image ボタンをクリックして、ターゲットによってエクスポートされるイメージを選択します。追加のイメージに対してこの手順を繰り返します。
    5. ACL authentication ボックスをクリックします。
    6. Add group ボタンをクリックします。
    7. Create Target をクリックします。

      図13.22 iSCSI ターゲットの作成

      Create iSCSI Target

関連情報

13.3.4. Ceph Dashboard で iSCSI ターゲットの表示

Red Hat Ceph Storage Dashboard で iSCSI ターゲットを表示できます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイがインストールされている。
  • iSCSI ターゲットが作成されている。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。
  4. ターゲット タブをクリックします。
  5. ターゲットの詳細を表示するには、その行をクリックします。

    1. イニシエーターがログインしているかどうかを含め、iSCSI トポロジーを確認できます。
    2. オブジェクトをクリックして、その詳細情報を表示します。

      図13.23 iSCSI ターゲットの表示

      View iSCSI targets

関連情報

13.3.5. Ceph Dashboard での iSCSI ターゲットの編集

Red Hat Ceph Storage Dashboard で iSCSI ターゲットを編集できます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイが、少なくとも 2 つのゲートウェイと共にインストールされている。
  • iSCSI ゲートウェイがダッシュボードに追加されている。
  • ダッシュボードの iSCSI 機能が有効になっている。
  • RBD アプリケーションが有効になっている複製されたプール。
  • RBD アプリケーションが有効になっているイレイジャーコーディングされたプール。
  • iSCSI ターゲットが作成されている。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。
  4. ターゲット タブをクリックします。
  5. ターゲットの詳細を編集するには、その行をクリックします。
  6. Edit ドロップダウンメニューで、Edit を選択します。
  7. Edit Target ウィンドウでパラメーターを編集し、Edit Target をクリックします。

    図13.24 iSCSI ターゲットの編集

    Edit iSCSI target

関連情報

13.3.6. Ceph Dashboard での iSCSI ターゲットの削除

Red Hat Ceph Storage Dashboard で iSCSI ターゲットを削除できます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイが、少なくとも 2 つのゲートウェイと共にインストールされている。
  • iSCSI ゲートウェイがダッシュボードに追加されている。
  • ダッシュボードの iSCSI 機能が有効になっている。
  • iSCSI ターゲットが作成されている。
  • すべての iSCSI イニシエーターを切断します。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。
  4. ターゲット タブをクリックします。
  5. ターゲットを削除するには、その行をクリックします。
  6. Edit ドロップダウンメニューで、Delete を選択します。
  7. Delete iSCSI target ダイアログボックスで、Yes, I am sure ボックスをクリックし、Delete iSCSI をクリックして設定を保存します。

    図13.25 iSCSI ターゲットの削除

    Delete iSCSI target

関連情報

  • Ceph iSCSI Gateway のインストール方法は、Red Hat Ceph Storage ブロックデバイスガイドiSCSI ゲートウェイのインストール を参照してください。
  • iSCSI イニシエータを切断する方法の詳細は、Red Hat Ceph ストレージブロックデバイスガイドiSCSI 設定の削除 を参照してください。

13.3.7. Ceph Dashboard での検出認証の設定

ダッシュボードは、CHAP/CHAP_MUTUAL を使用した検出認証を許可します。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Dashboard がインストールされている。
  • Ceph iSCSI ゲートウェイが、少なくとも 2 つのゲートウェイと共にインストールされている。
  • iSCSI ゲートウェイがダッシュボードに追加されている。
  • ダッシュボードの iSCSI 機能が有効になっている。

手順

  1. ダッシュボードにログインします。
  2. ナビゲーションメニューで、ブロック ドロップダウンメニューをクリックします。
  3. iSCSI をクリックします。
  4. ターゲット タブをクリックします。
  5. 検出認証 をクリックします。
  6. 検出認証 ウィンドウで、詳細を入力し、送信 をクリックします。

    図13.26 ディスカバリー認証

    Discovery Authentication