10.7. イニシエーターが iSCSI ターゲットに接続されていることの確認

iSCSI ゲートウェイをインストールし、iSCSI ターゲットとイニシエーターを設定したら、イニシエーターが iSCSI ターゲットに正しく接続されていることを確認します。

前提条件

  • Ceph iSCSI ゲートウェイソフトウェアのインストール。
  • iSCSI ターゲットを設定していました。
  • iSCSI イニシエーターを設定していました。

手順

  1. iSCSI ゲートウェイのコマンドラインインターフェイスを起動します。

    [root@iscsigw ~]# gwcli
  2. イニシエーターが iSCSI ターゲットを接続していることを確認します。

    /> goto hosts
    /iscsi-target...csi-igw/hosts> ls
    o- hosts .............................. [Hosts: 1: Auth: None]
      o- iqn.1994-05.com.redhat:rh7-client  [LOGGED-IN, Auth: None, Disks: 0(0.00Y)]

    接続されている場合は、イニシエーターのステータスは LOGGED-IN になります。

  3. LUN が iSCSI ゲートウェイ全体で分散されていることを確認します。

    /> goto hosts
    /iscsi-target...csi-igw/hosts> ls
    o- hosts ................................. [Hosts: 2: Auth: None]
      o- iqn.2005-03.com.ceph:esx ............ [Auth: None, Disks: 4(310G)]
      | o- lun 0 ............................. [rbd.disk_1(100G), Owner: ceph-gw-1]
      | o- lun 1 ............................. [rbd.disk_2(10G), Owner: ceph-gw-2]

    ディスクの作成時に、ディスクには、マッピングされている LUN が最も少ないゲートウェイに基づいて、iSCSI ゲートウェイが Owner として割り当てられます。この数字が分散されると、ゲートウェイはラウンドロビン割り当てに基づいて割り当てられます。現在、LUN のバランスは動的ではなく、ユーザーが選択できません。

    イニシエーターがターゲットにログインし、multipath レイヤーが最適化された状態になると、イニシエーターのオペレーティングシステムの multipath ユーティリティーが ALUA Active-Optimized (AO) 状態であるように、Owner ゲートウェイへのパスを報告します。multipath ユーティリティーは、ALUA Active-non-Optimized (ANO) 状態である他のパスを報告します。

    AO パスが失敗すると、他の iSCSI ゲートウェイの 1 つが使用されます。フェイルオーバーゲートウェイの順序は、イニシエーターの multipath レイヤーによって異なります。通常、この順序は最初に検出したパスに基づきます。