第5章 テクノロジープレビュー

本セクションでは、Red Hat Ceph Storage の本リリースで導入または更新されたテクノロジープレビュー機能の概要を説明します。

重要

テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポートについての詳細は、以下のリンクを参照してください。

  • バケットをより細かなマルチサイトレプリケーション [テクノロジープレビュー]

    以前のバージョンでは、ゾーングループ内のすべてのバケットは、同じデータを含むミラーコピーでした。マルチサイトデータフローは、ゾーン内またはゾーンの間に発生しました。このリリースでは、バケットが細かいマルチサイトレプリケーションを使用して、バケットレベルでデータのフローおよびレプリケーションを制御できるようになりました。ゾーン内のバケットには異なるデータが含まれる可能性があり、他のゾーンの他のバケットからデータをプルすることができます。

  • S3 オブジェクトでデータを取得する際に、コンマ区切りの値 (CSV) ファイルでクエリーでコンテンツをフィルターする方法を文書化 [テクノロジープレビュー]

    S3 Select Object Content API がテクノロジープレビューとして利用可能になりました。この API は、構造化されたクエリー言語 (SQL) で S3 オブジェクトの内容にフィルターを設定します。リクエストでは、S3 オブジェクトのコンマ区切りの値 (CSV) であるデータのシリアライズ形式を指定して、指定のコンテンツを取得する必要があります。AWS CLI Select Object Content は CSV 形式を使用してオブジェクトデータをレコードに解析し、クエリーで指定されたレコードのみを返します。

5.1. Ceph Object Gateway

マルチサイトレプリケーション設定の Ceph オブジェクトゲートウェイが AWS バケットレプリケーション API 機能のサブセットに対応

このリリースでは、Ceph Object Gateway は、{Put, Get, Delete} レプリケーション操作を含む AWS バケットレプリケーション API 機能のサブセットをサポートするようになりました。この機能により、バケットの粒度のレプリケーションが可能になり、さらにエンドユーザーのレプリケーション制御が提供されます。現在、バケットは既存の CephObject Gateway マルチサイトレプリケーションセットアップのゾーン内でレプリケートできます。

KMIP プロトコルキー管理サーバーのテクノロジープレビュー機能のサポート

このリリースでは、IBM SKLM などの KMIP プロトコルキー管理サーバーでテクノロジープレビューサポートを利用できるため、Ceph オブジェクトゲートウェイの管理暗号化機能で使用される一般的なキー管理ソフトウェアの範囲が広がります。