6.3. Ceph ファイルシステム

バックトレースが CephFS scrub 操作で予想通りに機能するようになる

以前のバージョンでは、バックトレースは安定したストレージに書き込まれていませんでした。スクラブアクティビティーは、バックトレースが新規および同期されていないエントリーのインメモリーコピーに一致しないと失敗を報告していました。バックトレースをディスクに保存する必要がなかったため、永続的にパージされようとしていた迷子のエントリーでも、バックトレースの不一致が発生しました。進行中のメタデータ I/O が原因で、生の統計のアカウンティングが瞬時に行われないため、大量のメタデータ I/O があった場合、生の統計が一致しないことが発生した可能性があります。

この問題を回避するには、システムがアイドル状態の場合に scrub を再実行し、インメモリー状態をディスクにフラッシュするのに十分な時間がありました。その結果、メタデータがディスクにフラッシュされると、これらのエラーは解決されます。ディスク上にバックトレースが見つからず、ファイルが新しく、エントリーが迷子になっていてパージされようとしている場合は、バックトレースの検証が成功します。

詳細は、「Ceph status shows HEALTH_ERR with MDSs report damaged metadata」を参照してください。

(BZ#1794781)

NFS マウントが複数のエクスポートでアクセス可能になる

以前のバージョンでは、複数の CephFS エクスポートが作成されると、エクスポートへの読み取り/書き込みがハングしていました。その結果、NFS マウントはアクセスできませんでした。この問題を回避するために、Ganesha バージョン 3.3-2 以前で単一のエクスポートがサポートされています。今回のリリースでは、Ganesha バージョン 3.3-3 以降が使用されている場合に、複数の CephFS エクスポートがサポートされるようになりました。

(BZ#1909949)

cephfs-top ユーティリティーは誤ったマウントと不足しているメトリックスを表示

cephfs-top ユーティリティーは、現在 Red Hat Enterprise Linux 8 に同梱されるカーネルよりも新しいカーネルを想定しています。cephfs-top ユーティリティーには、パフォーマンス統計パッチセットがすべて必要になります。現在、この既知の問題の回避策はありません。

(BZ#1946516)