第2章 ディスク障害の処理

ストレージ管理者は、ストレージクラスターのライフサイクル時に、特定の時点でディスク障害に対応する必要があります。実際の障害が発生する前にディスク障害をテストおよびシミュレーションすることで、実際に発生したときに備えて準備が整います。

障害の発生したディスクを置き換えるための高度なワークフローを以下に示します。

  1. 障害のある OSD を検索します。
  2. OSD を取得します。
  3. ノード上の OSD デーモンを停止します。
  4. Ceph のステータスを確認します。
  5. CRUSH マップから OSD を削除します。
  6. OSD 認証を削除します。
  7. ストレージクラスターから OSD を削除します。
  8. ノードのファイルシステムのマウントを解除します。
  9. 障害が発生したドライブを置き換えます。
  10. OSD をストレージクラスターに追加します。
  11. Ceph のステータスを確認します。

2.1. 前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • 障害の発生したディスク。