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2.2. データ・デュラビリティ・メソッドの選択

クラスタ設計では、データの耐久性戦略も考慮する必要があります。Ceph Storageは、データの耐久性を確保するために、レプリケーションまたは消去コーディングを使用します。

レプリケーションでは、ハードウェア障害に備えて、障害ドメインをまたいで 1 つ以上のデータの冗長コピーを保存します。しかし、データの冗長コピーは、規模が大きくなるとコスト高になります。たとえば、1 ペタバイトのデータを 3 つのレプリケーションで保存するには、少なくとも容量が 3 ペタバイトあるストレージクラスターが必要になります。

『Red Hat Ceph Storage 4 ストレージストラテジーガイド』の「イレイジャーコーディング」セクションでは、イレイジャーコーディングがデータをデータチャンクおよびコーディングチャンクとして保存する方法を説明しています。データチャンクが失われた場合には、イレイジャーコーディングにより、残りのデータチャンクとコーディングチャンクで失われたデータチャンクを回復できます。イレイジャーコーディングはレプリケーションに比べて大幅に経済的です。たとえば、データチャンク 8 つとコーディングチャンク3 つのイレイジャーコーディングを使用すると、データのコピーが 3 つある状態と同じ冗長性が得られます。ただし、このようなエンコーディングスキームでは、初期のデータ保存量が約 1.5 倍になるのに対し、レプリケーションでは 3 倍になります。

注記

データストレージプール のみ がイレイジャーコーディングを使用できます。サービスデータやバケットインデックスを格納するプールはレプリケーションを使用します。