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3.2. ストレージの密度の検討

クラスタ設計のもう一つの重要な点は、ストレージ密度です。一般的にクラスターは、複製、バックフィル、リカバリーの際に適切なパフォーマンスを確保するため、少なくとも10ノードにデータを保存する必要があります。ノードが故障しても、クラスター内に10台以上のノードがあれば、データの10%だけが生き残ったノードに移動するだけで済みます。ノードの数が大幅に減ると、データの割合が増えて生き残ったノードに移動しなければなりません。さらに、クラスターがデータを書き込むことができるように、ノードの障害に対応するために full_ratio および near_full_ratio を設定する必要があります。そのためには、ストレージの密度を考慮することが重要です。記憶密度が高ければ良いというわけではありません。

また、ストレージの高密度化よりもノード数の増加に有利な要素として、消去コーディングがあります。イレイジャーコーディングを使用してオブジェクトを作成し、ノード を最小 CRUSH 障害ドメインとして使用する場合、クラスターにはデータおよびコーディングチャンクと同じ数のノードが必要になります。たとえば、k=8, m=3 を使用するクラスターでは、各データまたはコーディングチャンクが別のノードに保存されるように、最低でも 11 個のノードが必要です。

また、ホットスワップも重要な検討事項です。ほとんどの最新のサーバーは、ドライブのホットスワップをサポートしています。ただし、ハードウェアの構成によっては、ドライブを交換するために複数のドライブを取り外す必要があります。Red Hat では、このような構成を避けることを推奨しています。故障したディスクを交換する際に、必要以上の OSD が停止する可能性があるからです。