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第2章 クラスターの計画

Ceph Object Gatewayを使用するクラスタの計画には、いくつかの重要な考慮事項があります。

これらの要因は、ハードウェアを検討 する際に大きな影響を及ぼします。これらの要素をよく考慮して、ハードウェアを選択してください。

2.1. ユースケースの洗い出し

Ceph Storageは、さまざまなタイプのストレージのユースケースに対応できます。Ceph Object Storageの場合、代表的なユースケースは以下の通りです。

  • スループットの最適化: スループットが最適なクラスターは、迅速なデータへのアクセスを確保するために検索します。ホストバスアダプター(HBA)、高速シーケンシャルリード/ライト特性を持つストレージメディア、高いネットワーク帯域幅により、グラフィックス、ストリーミングオーディオ、ストリーミングビデオなどのアプリケーションに対応しています。スループットに最適化された最適化クラスターでは、書き込みパフォーマンスが考慮されているかどうかも考慮されます。SSDをジャーナリングに使用してスループットを最適化したクラスターでは、書き込み性能が大幅に向上しており、これはCCTVストリームの保存などの用途に重要な意味を持ちます。スループットを最適化したクラスターでは、HBA(Host Bus Adapter)コントローラのスループット特性や、4Kビデオのストリーミングなどの高負荷アプリケーションのネットワークスループットを考慮する必要があります。HBAベースのハードウェアコントローラは、オンボードのコントローラに比べて大幅にパフォーマンスが向上します。
  • 容量の最適化: 容量を最適化したクラスターは、テラバイトあたりのコストを最小限に抑えられるようにします。容量が最適化されたクラスターでは、最も安価なストレージメディアが使用されることが多く、アクセス頻度の低いレガシーな財務記録や古い電子メールなどをアーカイブするような用途では、個別のSSDジャーナルの追加費用を避けることができます。
  • IOPS の最適化: IOPS 最適化クラスターは、読み取り/書き込みの集約型のワークロードに対して高パフォーマンスを提供することを重視しています。Ceph Object Gatewaysでは、IOPSに最適化されたワークロードはそれほど一般的ではありませんが、SSD、フラッシュメモリ、NVMeのCRUSH階層でサポートすることができます。

クラスターの価格とパフォーマンスに大きく影響するため、ハードウェアを考慮する にストレージのユースケースを慎重に検討してください。例えば、ユースケースが容量に最適化されていて、ハードウェアがスループットに最適化されたユースケースに適している場合、ハードウェアが必要以上に高価になってしまいます。逆に、ユースケースがスループットに最適化されていて、ハードウェアがキャパシティに最適化されたユースケースに適している場合は、クラスターのパフォーマンスが低下する可能性があります。

また、Ceph Object Gateway はストレージポリシーをサポートするため、前述の すべて のシナリオに対して CRUSH 階層を作成して、API でサポートされているストレージポリシーで呼び出すことができます。詳細は、「データの配置ストラテジーの作成」を参照してください。