5.6. アーカイブ同期モジュールの設定 (テクノロジープレビュー)
アーカイブ同期モジュールは、Ceph Object Gateway の S3 オブジェクトのバージョン管理機能を利用して、アーカイブゾーンを設定します。アーカイブゾーンには、アーカイブゾーンに関連付けられたゲートウェイを介してのみ削除できる S3 オブジェクトのバージョンの履歴があります。すべてのデータ更新およびメタデータを取得し、それらを S3 オブジェクトのバージョンとして統合します。
重要
アーカイブ同期モジュールは、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。詳細は、Red Hat テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage Cluster
-
root
またはsudo
アクセス - Ceph Object Gateway のインストール
手順
-
archive
階層を使用して新しいゾーンを作成する際に、アーカイブ同期モジュールを設定します。
構文
radosgw-admin zone create --rgw-zonegroup={ZONE_GROUP_NAME} --rgw-zone={ZONE_NAME} --endpoints={http://fqdn:port}[,{http://fqdn:port] --tier-type=archive
例
[root@master-zone]# radosgw-admin zone create --rgw-zonegroup=us --rgw-zone=us-east --endpoints={http://fqdn:port}[,{http://fqdn:port}] --tier-type=archive
関連情報
- 詳細は、Red Hat Ceph Storage Object Gateway ガイドの マルチサイトレルムの確立 セクションを参照してください。