2.6. Civetweb 設定オプション

以下の Civetweb 設定オプションは、RADOS Gateway の Ceph 設定ファイルの組み込み Web サーバーへ渡すことができます。それぞれのオプションにはデフォルト値があり、値が指定されていない場合は、デフォルト値が空になります。

オプション説明デフォルト

access_log_file

アクセスログ用のファイルへのパス。完全パスまたは現在の作業ディレクトリーに関連しているかのいずれか。存在しない場合 (デフォルト)、アクセスはログに記録されません。

error_log_file

エラーログ用のファイルへのパス。完全パスまたは現在の作業ディレクトリーに関連しているかのいずれか。存在しない場合 (デフォルト)、エラーはログに記録されません。

num_threads

ワーカースレッドの数。Civetweb は、別のスレッドで各着信接続を処理します。そのため、このオプションの値は、事実上、Civetweb が処理できる同時 HTTP 接続の数になります。

50

request_timeout_ms

ネットワーク読み取り操作およびネットワーク書き込み操作のタイムアウト (ミリ秒単位)。クライアントが長時間実行される接続を維持する場合は、この値を増やすか、keep-alive メッセージを (より適切に) 使用します。

30000

このオプションの一部が設定された /etc/ceph/ceph.conf ファイルの例を以下に示します。

...

[client.rgw.node1]
rgw frontends = civetweb request_timeout_ms=30000 error_log_file=/var/log/radosgw/civetweb.error.log access_log_file=/var/log/radosgw/civetweb.access.log

CivetWeb および Beast フロントエンドはどちらも、サーバーによって処理されるすべての要求のアクセスログ行記録を RADOS ゲートウェイログファイルに書き込みます。