8.6. Ceph Ansible ノードの手動でのアップグレードと再設定
Red Hat Ceph Storage クラスターノードおよび Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステム上の Ceph Ansible ソフトウェアを、同時に新しいメジャーリリースに手動でアップグレードできます。この手順は、指定しない限り、ベアメタルおよびコンテナーのデプロイメントの両方に適用されます。
重要
Ceph Ansible ノードの hostOS をアップグレードする前に、group_vars
と hosts
ファイルのバックアップを取ります。Ceph Ansible ノードを再設定する前に、作成したバックアップを使用します。
前提条件
- Red Hat Ceph Storage クラスターが実行されている。
- ノードで Red Hat Enterprise Linux 7.9 を実行している。
- ノードが Red Hat Ceph Storage バージョン 3.3z6 または 4.1 を実行している。
- Red Hat Enterprise Linux 8.3 のインストールソースにアクセスできる。
手順
Red Hat Enterprise Linux 8 用の Red Hat Ceph Storage 4 用のツールリポジトリーを有効にします。
[root@dashboard ~]# subscription-manager repos --enable=rhceph-4-tools-for-rhel-8-x86_64-rpms
Ansible リポジトリーを有効にします。
[root@dashboard ~]# subscription-manager repos --enable=ansible-2.9-for-rhel-8-x86_64-rpms
-
ceph-ansible
を設定して、ストレージクラスターを管理します。ダッシュボードがインストールされます。Ansible を使用した Red Hat Ceph Storage のインストール (前提条件を含む) の手順に従ってください。 -
上記の手順の一部として
ansible-playbook site.yml
を実行すると、ダッシュボードの URL が出力されます。URL の場所とダッシュボードへのアクセスに関する詳細は、ダッシュボード の Ansible を使用したダッシュボードのインストール を参照してください。
関連情報
- 詳細は、インストールガイド の Red Hat Ceph Storage クラスターおよびオペレーティングシステムを手動でアップグレード を参照してください。
- 詳細は、RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレード を参照してください。
- 詳細は、ダッシュボード の Ansible を使用したダッシュボードのインストール 参照してください。