3.6. Ceph Monitor のブートストラップ

ほとんどの設定とデプロイメントの場合、Ansible などの Ceph をデプロイするツールは、モニターマップを生成して Ceph モニターのブートストラップを支援することがあります。

Ceph モニターには、いくつかの明示的な設定が必要です。

  • ファイルシステム ID: fsid は、オブジェクトストアの一意識別子です。同じハードウェア上で複数のストレージクラスターを稼働させることができるため、モニターのブートストラップを行う場合には、オブジェクトストアの一意の ID を指定する必要があります。Ansible などのデプロイメントツールを使用すると、ファイルシステムの識別子が生成されますが、fsid も手動で指定できます。
  • モニター ID: モニター ID は、クラスター内の各モニターに割り当てられる一意の ID です。ID は英数字の値で、慣例的には通常、アルファベットのインクリメントに従います。たとえば、ab などです。これは Ceph 設定ファイルで設定できます。例: [mon.a][mon.b] など、デプロイメントツール、または ceph コマンドの使用です。
  • キー: モニターには秘密鍵が必要です。