7.5. iSCSI イニシエーターの設定

iSCSI イニシエーターを、以下のプラットフォームの Ceph iSCSI ゲートウェイに接続するように設定できます。

7.5.1. Red Hat Enterprise Linux の iSCSI イニシエーターの設定

前提条件

  • Red Hat Enterprise Linux 7.7 以降
  • iscsi-initiator-utils-6.2.0.873-35 以降がインストールされている。
  • device-mapper-multipath-0.4.9-99 以降がインストールされている。

Procedure

  1. iSCSI イニシエーターおよびマルチパスツールをインストールします。

    [root@rhel ~]# yum install iscsi-initiator-utils
    [root@rhel ~]# yum install device-mapper-multipath
  2. /etc/iscsi/initiatorname.iscsi ファイルを編集してイニシエーター名を設定します。イニシエーター名は、gwcli コマンドを使用して、初期セットアップに使用したイニシエーター名と一致している必要があることに注意してください
  3. マルチパス I/O を設定します。

    1. デフォルトの /etc/multipath.conf ファイルを作成し、multipathd サービスを有効にします。

      [root@rhel ~]# mpathconf --enable --with_multipathd y
    2. 以下のように /etc/multipath.conf ファイルを更新します。

      devices {
              device {
                      vendor                 "LIO-ORG"
                      product                "TCMU device"
                      hardware_handler       "1 alua"
                      path_grouping_policy   "failover"
                      path_selector          "queue-length 0"
                      failback               60
                      path_checker           tur
                      prio                   alua
                      prio_args              exclusive_pref_bit
                      fast_io_fail_tmo       25
                      no_path_retry          queue
              }
      }
    3. multipathd サービスを再起動します。

      [root@rhel ~]# systemctl reload multipathd
  4. CHAP および iSCSI の検出およびログインを設定します。

    1. /etc/iscsi/iscsid.conf ファイルを更新して、以下のように CHAP ユーザー名とパスワードを指定します。

      node.session.auth.authmethod = CHAP
      node.session.auth.username = user
      node.session.auth.password = password
    2. ターゲットポータルを検出します。

      構文

      iscsiadm -m discovery -t st -p IP_ADDR

    3. ターゲットにログインします。

      構文

      iscsiadm -m node -T TARGET -l

  5. マルチパス I/O 設定を表示します。multipathd デーモンは、multipath.conf ファイルの設定に基づいてデバイスを自動的に設定します。

    1. multipath コマンドを使用して、各パスの優先度グループを使用して、フェイルオーバー設定でデバイス設定を表示します。以下に例を示します。

      [root@rhel ~]# multipath -ll
      mpathbt (360014059ca317516a69465c883a29603) dm-1 LIO-ORG,TCMU device
      size=1.0G features='0' hwhandler='1 alua' wp=rw
      |-+- policy='queue-length 0' prio=50 status=active
      | `- 28:0:0:1 sde  8:64  active ready running
      `-+- policy='queue-length 0' prio=10 status=enabled
        `- 29:0:0:1 sdc  8:32  active ready running

      multipath -ll 出力 prio 値は ALUA 状態を示します。ここで prio=50 は、ALUA Active-Optimized 状態の場合、prio=10 は Active-non-Optimized パスであることを示します。status フィールドは、使用されているパス、現在使用されているパスを示し 、enabled はアクティブな場合にフェイルオーバーパスを示します。

    2. multipath -ll 出力などでデバイス名を iSCSI ゲートウェイに一致させるには、次のコマンドを実行します。

      [root@rhel ~]# iscsiadm -m session -P 3

      Persistent Portal の値は、gwcli ユーティリティーに一覧表示されている iSCSI ゲートウェイに割り当てられた IP アドレスです。