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3.3.16. プールのリカバリー操作またはバックフィルの操作の優先度の再調整
現在、同じ基礎となる OSD を使用している複数のプールがあり、一部のプールに優先度の高いデータが含まれている場合、操作の実行順序を再調整できます。recovery_priority
オプションを使用して、優先度の高いデータのあるプールに優先度の高い値を割り当てます。これらのプールは、優先度の低い値を持つプールやデフォルトの優先度に設定されたプールよりも先に実行されます。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- ノードへのルートレベルのアクセス。
手順
プールのリカバリーやバックフィルの優先度を再調整するには、以下を実行します。
構文
ceph osd pool set POOL_NAME recovery_priority VALUE
例
ceph osd pool set pool1 recovery_priority 10
VALUE は優先順位を設定します。たとえば、プールが 10 個ある場合、優先度の値が 10 のプールは最初に処理され、次に優先順位が 9 のプールが処理されます。一部のプールのみ優先度が高い場合は、そのプールのみにに優先度の値を設定できます。優先度の値が設定されていないプールは、デフォルトの順序で処理されます。