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3.3.22. スタックした配置グループの特定
前述のように、配置グループは、その状態が active+clean
ではないため、必ずしも問題になるとは限りません。一般的に、Ceph の自己修復機能は、配置グループが停止しても機能しない場合があります。スタック状態には、以下が含まれます。
- Unclean: 配置グループには、必要な回数複製しないオブジェクトが含まれます。これらは回復中である必要があります。
-
Inactive: 配置グループは、最新のデータを持つ OSD が
up
に戻るのを待っているため、読み取りや書き込みを処理できません。 -
Stale: 配置グループは不明な状態です。配置グループは、これらをホストする OSD がしばらくモニタークラスターに報告されず、
mon osd report timeout
設定で設定できるためです。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- ノードへのルートレベルのアクセス。
手順
スタックした配置グループを特定するには、以下のコマンドを実行します。
ceph pg dump_stuck {inactive|unclean|stale|undersized|degraded [inactive|unclean|stale|undersized|degraded...]} {<int>}