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5.4.6. Ceph ユーザーのコマンドライン使用方法
Ceph では、ユーザー名およびシークレットについて、以下の用途がサポートされます。
--id
| --user
- 詳細
-
Ceph は、種別と ID を持つユーザーを識別します。たとえば、
TYPE.ID
またはclient.admin
、client.user1
です。id
オプション、name
オプション、および-n
オプションを使用すると、ユーザー名の ID 部分を指定できます。たとえば、admin
、user1
、foo
などです。--id
でユーザーを指定し、タイプを省略できます。たとえば、ユーザーclient.foo
を指定するには、次のコマンドを実行します。
[root@mon ~]# ceph --id foo --keyring /path/to/keyring health [root@mon ~]# ceph --user foo --keyring /path/to/keyring health
--name
| -n
- 詳細
-
Ceph は、種別と ID を持つユーザーを識別します。たとえば、
TYPE.ID
またはclient.admin
、client.user1
です。--name
オプションおよび-n
オプションを使用すると、完全修飾ユーザー名を指定できます。ユーザータイプ(通常はclient
) をユーザー ID で指定する必要があります。以下に例を示します。
[root@mon ~]# ceph --name client.foo --keyring /path/to/keyring health [root@mon ~]# ceph -n client.foo --keyring /path/to/keyring health
--keyring
- 詳細
-
1 つ以上のユーザー名およびシークレットが含まれるキーリングへのパス。
--secret
オプションは、同じ機能を提供しますが、別の目的で--secret
を使用する Ceph RADOS Gateway では機能しません。ceph auth get-or-create
でキーリングを取得して、ローカルに保存する場合があります。キーリングパスを切り替えなくてもユーザー名を切り替えることができるため、これは優先されます。以下に例を示します。
[root@mon ~]# rbd map foo --pool rbd myimage --id client.foo --keyring /path/to/keyring