Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Ceph Storage
2.3. Civetweb での SSL の使用
Red Hat Ceph Storage 1 では、Ceph Object Gateway に対する Civetweb SSL サポートは HAProxy および keepalived に依存していました。Red Hat Ceph Storage 2 以降のリリースでは、Civetweb は OpenSSL ライブラリーを使用して Transport Layer Security (TLS) を提供できます。
実稼働デプロイメントでは HAProxy および keepalived を使用して HAProxy で SSL 接続を終了する 必要があります。小規模から中規模の テストおよび実稼働前 デプロイメントに のみ、Civetweb で SSL を使用することが推奨されます。
Civetweb で SSL を使用するには、ゲートウェイノードのホスト名と一致する認証局 (CA) から証明書を取得します。Red Hat は、subject alternate name
フィールドがあり、S3-style サブドメインで使用するワイルドカードを持つ CA から証明書を取得することを推奨します。
Civetweb では、鍵、サーバー証明書、およびその他の認証局または中間証明書が 1 つの .pem
ファイルに必要です。
.pem
ファイルには秘密鍵が含まれます。.pem
ファイルを不正アクセスから保護します。
SSL にポートを設定するには、ポート番号を rgw_frontends
に追加し、ポート番号に s
を追加して、セキュアなポートであることを示します。さらに、.pem
ファイルへのパスを含む ssl_certificate
を追加します。以下に例を示します。
[client.rgw.{hostname}] rgw_frontends = "civetweb port=443s ssl_certificate=/etc/ceph/private/server.pem"