Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Ceph Storage
3.4.5. バケットインデックスの手動再シャーディング
バケットのサイズが初期設定に対して最適化されている場合は、radosgw-admin bucket reshard
コマンドを使用してバケットインデックスプールを再シャードします。このコマンドは、以下のようになります。
- 指定されたバケットのバケットインデックスオブジェクトの新しいセットを作成します。
- これらのバケットインデックスオブジェクトにオブジェクトエントリーを分散します。
- 新規バケットインスタンスを作成します。
- 新規インデックス操作すべてが新規バケットインデックスを通過するように、新しいバケットインスタンスをバケットとリンクします。
- 古いバケット ID および新しいバケット ID をコマンド出力に出力します。
重要
この手順は、簡単な設定でのみ使用してください。マルチサイト設定でバケットを再シャーディングするには、マルチサイトでのバケットの手動再シャーディング を参照してください。
前提条件
- バケットシャーディングの制限 を読んでいる。
手順
元のバケットインデックスをバックアップします。
radosgw-admin bi list --bucket=BUCKET > BUCKET.list.backup
以下を置き換えます。
- BUCKET を、再シャードするバケットの名前に
たとえば、
data
という名前のバケットの場合は、以下を入力します。$ radosgw-admin bi list --bucket=data > data.list.backup
バケットインデックスを再シャード化します。
radosgw-admin bucket reshard --bucket=BUCKET --num-shards=NUMBER
以下を置き換えます。
- BUCKET を、再シャードするバケットの名前に
- NUMBER を、新しいシャード数に
たとえば、
data
という名前のバケットおよび必要なシャード数が100
の場合は、以下を入力します。$ radosgw-admin bucket reshard --bucket=data --num-shards=100
- Red Hat Ceph Storage 3.1 およびそれ以前のバージョンを使用している場合は、再シャーディング後の古いインスタンスのクリーニング のセクションで説明されているように、古いバケットエントリーを削除します。