Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Ceph Storage
7.4. レルムの作成
Ceph Object Gateway をサポートする Ceph Storage プールは、ゾーングループ内のゾーンに適用されます。デフォルトでは、Ceph Object Gateway はデフォルトのゾーングループおよびゾーンを定義します。
マスターゾーングループおよびゾーンについては、Red Hatは新しいレルム、ゾーングループ、およびゾーンを作成することを推奨します。次に、デフォルトゾーンとそのプールがすでに生成されている場合は削除します。「 マルチサイト 」操作用にクラスターを設定するため、マスターゾーンの 設定をベストプラクティスとして使用します。
- レルムを作成し ます。詳細は、「 レルム 」を参照してください。
- マスターゾーングループを作成し ます。ゾーングループの詳細は、「ゾーングループ」を参照してください。https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_ceph_storage/3/html-single/object_gateway_guide_for_red_hat_enterprise_linux/#zone_groups
- マスターゾーンを作成し ます。ゾーン の詳細は、「ゾーン」を参照してください。
-
default ゾーングループおよびゾーンを削除し ます。あなたは、デフォルトのプールが作成され、そこにクライアントデータが格納されていない場合は、デフォルトのプールを削除することができます。
.rgw.root
プールは削除 しないでください。 - システムユーザー を作成します。
- 期間を更新し ます。
- Ceph 設定ファイルを更新し ます。
ゲートウェイがプールを手動で作成する可能性があるため、この手順ではゲートウェイの起動手順を省略します。特定の CRUSH ルールおよびデータ永続性手段を指定するには、プールを手動で作成します。
新しいレルム、ゾーングループ、およびゾーンを設定すると、クラスターは、ゾーングループに複数のゾーンがあるマルチサイトクラスターに拡張するための準備が整っています。つまり、クラスターはフェイルオーバーおよび障害復旧用に拡張および設定できます。詳細は、「 マルチサイトでのクラスターの拡張 」を参照してください。
Red Hat Ceph Storage 2 では、複数サイトの設定はデフォルトでアクティブ/アクティブになっています。複数サイトのクラスターをデプロイする場合、ゾーンとその基礎となる Ceph ストレージクラスターは異なる地理的リージョンにある場合があります。各ゾーンには、同じ名前空間内の各オブジェクトのディープコピーがあるため、ユーザーは物理的に最も近いゾーンからコピーにアクセスでき、レイテンシーが短縮されます。ただし、セカンダリーゾーンがフェイルオーバーおよび障害復旧のみを目的としている場合、クラスターはアクティブ/パッシブモードで設定される場合があります。
複数のゾーンを持つゾーングループの使用がサポートされます。複数のゾーングループの使用はテクノロジープレビューとしてのみ提供されており、実稼働環境ではサポートされません。