第12章 アプリケーションのモニタリング
このセクションでは、OpenShift で実行される Thorntail ベースのアプリケーションを監視する方法を説明します。
12.1. OpenShift でのアプリケーションの JVM メトリクスへのアクセス
12.1.1. OpenShift で Jolokia を使用した JVM メトリクスへのアクセス
Jolokia は、OpenShift 上の HTTP (Java Management Extension) メトリクスにアクセスするための組み込みの軽量ソリューションです。Jolokia を使用すると、HTTP ブリッジ上で JMX によって収集される CPU、ストレージ、およびメモリー使用量データにアクセスできます。Jolokia は、REST インターフェースおよび JSON 形式のメッセージペイロードを使用します。これは、非常に高速でリソース要件が低いため、クラウドアプリケーションのモニタリングに適しています。
Java ベースのアプリケーションの場合、OpenShift Web コンソールは、アプリケーションを実行している JVM によって関連するすべてのメトリクス出力を収集し、表示する統合 hawt.io コンソール を提供します。
前提条件
-
認証された
oc
クライアント。 - OpenShift のプロジェクトで実行している Java ベースのアプリケーションコンテナー
- 最新の JDK 1.8.0 イメージ
手順
プロジェクト内の Pod のデプロイメント構成をリストし、アプリケーションに対応するものを選択します。
oc get dc
NAME REVISION DESIRED CURRENT TRIGGERED BY MY_APP_NAME 2 1 1 config,image(my-app:6) ...
アプリケーションを実行している Pod の YAML デプロイメントテンプレートを開いて編集します。
oc edit dc/MY_APP_NAME
以下のエントリーをテンプレートの
ports
セクションに追加し、変更を保存します。... spec: ... ports: - containerPort: 8778 name: jolokia protocol: TCP ... ...
アプリケーションを実行する Pod を再デプロイします。
oc rollout latest dc/MY_APP_NAME
Pod は更新されたデプロイメント設定で再デプロイされ、ポート
8778
を公開します。- OpenShift Web コンソールにログインします。
- サイドバーで、Applications > Pods に移動し、アプリケーションを実行する Pod の名前をクリックします。
- Pod の詳細画面で Open Java Console をクリックし、hawt.io コンソールにアクセスします。
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