8.3. YAML ファイル

YAML はアプリケーションの長期設定の推奨される方法です。さらに、YAML ストラテジーは環境固有の設定をグループ化し、アプリケーションの実行時に選択的に有効にできます。

8.3.1. 一般的な YAML ファイル形式

Thorntail 設定項目名は YAML 設定構造に対応します。つまり、一部の設定プロパティーに YAML 設定の一部を記述する場合は、. 文字の設定プロパティーを分離するだけです。

例8.3 YAML の設定

たとえば、thorntail.undertow.servers.KEY.default-host として記述された設定アイテムは以下の YAML 構造に変換し、デフォルト の識別子で KEY セグメントを置き換えます。

thorntail:
  undertow:
    servers:
      default:
        default-host: <myhost>

この簡単なルールは常に適用されます。例外がなく、追加の区切り文字はありません。特に、. 文字が完全修飾クラス名で使用されるため、一部の Eclipse MicroProfile 仕様では、/ を区切り文字として使用する設定プロパティーを定義します。YAML 設定を記述する場合でも、/ の周りでは なく. 間を分割する必要があります。

例8.4 MicroProfile Rest Client の YAML 設定

たとえば、MicroProfile Rest Client は、外部サービスの URL を com.example.demo.client.Service/mp-rest/url という名前の設定プロパティーで設定できるように指定します。これは、以下の YAML に変換されます。

com:
  example:
    demo:
      client:
        Service/mp-rest/url: http://localhost:8080/...