第9章 Quarkus プロジェクトの出力の設定

アプリケーションをビルドする前に、application.properties ファイルのアプリケーションプロパティーのデフォルト値を変更することで、ビルドコマンドの出力を制御できます。

前提条件

  • Quarkus Maven プロジェクトがある。

手順

  1. テキストエディターで application.properties ファイルを開きます。
  2. 変更するプロパティーの値を編集し、ファイルを保存します。

    以下の表は、変更可能なプロパティーをまとめたものです。

    プロパティー説明デフォルト

    quarkus.package.main-class

    アプリケーションのエントリーポイント。ほとんどの場合、この値は変更する必要があります。

    文字列

    io.quarkus.runner.GeneratedMain

    quarkus.package.type

    要求された出力タイプ。

    文字列

    jar

    quarkus.package.uber-jar

    Java ランナーを uber-JAR としてパックすべきかどうか。

    ブール値

    false

    quarkus.package.manifest.add-implementation-entries

    実装情報をランナー JAR ファイルの MANIFEST.MF ファイルに含めるかどうか。

    ブール値

    true

    quarkus.package.user-configured-ignored-entries

    出力アーティファクトにコピーしてはならないファイル。

    文字列 (リスト)

     

    quarkus.package.runner-suffix

    ランナー JAR ファイルに適用される接尾辞。

    文字列

    -runner

    quarkus.package.output-directory

    アプリケーションビルドの出力フォルダー。これは、ビルドシステムのターゲットディレクトリーと相対的に解決されます。

    文字列

     

    quarkus.package.output-name

    最終的なアーティファクトの名前。

    文字列