Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 のリリースノート

Red Hat build of OpenJDK 17

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概要

Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 ドキュメントのリリースノート』 には、Red Hat build of OpenJDK 17 の新機能の概要と、潜在的な既知の問題と考えられる回避策のリストが記載されています。

はじめに

Red Hat build of OpenJDK (Open Java Development Kit) は、Java Platform Standard Edition (Java SE) のオープンソース実装です。Red Hat build of OpenJDK には、8u、11u、17u の 3 つのバージョンがあります。

Red Hat build of OpenJDK 向けパッケージは、Red Hat Enterprise Linux および Microsoft Windows で利用でき、Red Hat Ecosystem Catalog の JDK および JRE として同梱されています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ)

Red Hat ドキュメントに関するご意見やご感想をお寄せください。フィードバックをお寄せいただくには、ドキュメントのテキストを強調表示し、コメントを追加できます。

このセクションでは、フィードバックの送信方法を説明します。

前提条件

  • Red Hat カスタマーポータルにログインしている。
  • Red Hat カスタマーポータルで、Multi-page HTML 形式でドキュメントを表示している。

手順

フィードバックを送信するには、以下の手順を実施します。

  1. ドキュメントの右上隅にある Feedback ボタンをクリックして、既存のフィードバックを確認します。

    注記

    フィードバック機能は、Multi-page HTML 形式でのみ有効です。

  2. フィードバックを提供するドキュメントのセクションを強調表示します。
  3. 強調表示されたテキスト近くに表示される Add Feedback ポップアップをクリックします。

    ページの右側のフィードバックセクションにテキストボックスが表示されます。

  4. テキストボックスにフィードバックを入力し、Submit をクリックします。

    ドキュメントに関する問題が作成されます。

  5. 問題を表示するには、フィードバックビューで問題トラッカーリンクをクリックします。

第1章 Red Hat build of OpenJDK のサポートポリシー

Red Hat は、Red Hat build of OpenJDK の一部のメジャーバージョンを製品でサポートします。一貫性を保つために、これらのバージョンは長期サポート (LTS) として指定されている Oracle JDK バージョンと同様のままとなります。

Red Hat build of OpenJDK のメジャーバージョンは、最初に導入された時点から少なくとも 6 年間サポートされます。詳細は、OpenJDK のライフサイクルおよびサポートポリシー を参照してください。

注記

RHEL 6 のライフサイクルは 2020 年 11 月に終了します。このため、Red Hat build of OpenJDK はサポート対象設定として RHEL 6 をサポートしません。

第2章 アップストリームの OpenJDK 17 との相違点

Red Hat Enterprise Linux の OpenJDK には、Red Hat build of OpenJDK のアップストリームディストリビューションの構造上の変更が数多く含まれています。Microsoft Windows バージョンの Red Hat build of OpenJDK は、Red Hat Enterprise Linux の更新にできる限り従います。

以下は、Red Hat build of OpenJDK 17 における最も注目すべき変更のリストです。

  • FIPS のサポート。Red Hat build of OpenJDK 17 は、RHEL が FIPS モードであるかどうかを自動的に検出し、Red Hat build of OpenJDK 17 がそのモードで動作するように自動的に設定します。この変更は、Microsoft Windows 向けの Red Hat build of OpenJDK ビルドには適用されません。
  • 暗号化ポリシーのサポート。Red Hat build of OpenJDK 17 は、有効な暗号化アルゴリズムとキーサイズ制約のリストを RHEL システム設定から取得します。これらの設定コンポーネントは、トランスポート層セキュリティー (TLS) 暗号化プロトコル、証明書パス検証、および署名された JAR によって使用されます。さまざまなセキュリティープロファイルを設定して、安全性と互換性のバランスをとることができます。この変更は、Microsoft Windows 向けの Red Hat build of OpenJDK ビルドには適用されません。
  • RHEL の Red Hat build of OpenJDK は、アーカイブ形式のサポート用の zlib、イメージのサポート用の libjpeg-turbolibpnggiflib などのネイティブライブラリーと動的にリンクします。また、RHEL はフォントのレンダリングと管理のために、Harfbuzz および Freetype に対して動的にリンクします。この変更は、Microsoft Windows 向けの Red Hat build of OpenJDK ビルドには適用されません。
  • src.zip ファイルには、Red Hat build of OpenJDK に同梱されるすべての JAR ライブラリーのソースが含まれます。
  • RHEL の Red Hat build of OpenJDK は、タイムゾーン情報のソースとして、システム全体のタイムゾーンデータファイルを使用します。
  • RHEL の Red Hat build of OpenJDK は、システム全体の CA 証明書を使用します。
  • Microsoft Windows の Red Hat build of OpenJDK には、RHEL で利用可能な最新のタイムゾーンデータが含まれています。
  • Microsoft Windows の Red Hat build of OpenJDK は、RHEL から入手可能な最新の CA 証明書を使用します。

第3章 Red Hat build of OpenJDK の機能

最新の Red Hat build of OpenJDK 17 には、新機能が含まれている可能性があります。さらに、最新リリースは、以前の Red Hat build of OpenJDK 17 リリースに由来する機能を強化、非推奨、または削除する可能性があります。

注記

その他の変更点やセキュリティー修正は、Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 リリース を参照してください。

Red Hat build of OpenJDK の機能強化

Red Hat build of OpenJDK 17 では、以前のリリースの Red Hat build of OpenJDK で作成された機能に拡張が行われました。

強化された BMP 境界

デフォルトでは、Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 はリンクされた International Color Consortium (ICC) プロファイルを BMP イメージにロードすることを無効にします。この機能を有効にするには、新しい sun.imageio.bmp.enabledLinkedProfiles プロパティーを true に設定します。このプロパティーは、古い sun.imageio.plugins.bmp.disableLinkedProfiles プロパティーを置き換えます。

JDK-8295687 (JDK Bug System) を参照してください。

サウンドのバンキングの改善

以前は、SoundbankReader 実装 com.sun.media.sound.JARSoundbankReader が URL から JAR サウンドバンクをダウンロードしていました。Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 では、この動作はデフォルトで無効になりました。この動作を再度有効にするには、新しいシステムプロパティー jdk.sound.jarsoundbanktrue に設定します。

JDK-8293742 (JDK Bug System) を参照してください。

強化されたデータグラムトランスポート層セキュリティー (DTLS) のパフォーマンス

Red Hat build of OpenJDK は、新規および再開されたすべてのハンドシェイク通信で DTLS Cookie を交換するようになりました。

以前のリリースの動作を再度有効にするには、新しいシステムプロパティー jdk.tls.enableDtlsResumeCookiefalse に設定します。

JDK-8287411 (JDK Bug System) を参照してください。

LoginModule 実装に関する注記を追加

Red Hat build of OpenJDK 9 リリースでは、実装が null 値を拒否できるように、プリンシパルと認証情報を保持する Set 実装が変更されました。add (null)contains (null)、または remove(null) を呼び出そうとすると、NullPointerException メッセージが出力されます。

Red Hat build of OpenJDK 9 リリースは、LoginModule 実装の logout() メソッドを更新して、null 値をチェックしませんでした。これらの値は、ログイン試行の失敗が原因で発生する可能性があり、logout() 呼び出しが NullPointerException メッセージを出力する可能性があります。

Red Hat build of OpenJDK 17.0.6 リリースでは、LoginModule 実装が更新され、null 値をチェックします。さらに、このリリースでは、変更がサードパーティーモジュールにも適用されることを示す実装メモが仕様に追加されています。このメモは、サードパーティーモジュールの開発者に、logout() メソッドが NullPointerException メッセージを出力しないことを確認するようアドバイスしています。

  • JDK-8015081 (JDK Bug System) を参照してください。
  • JDK-8282730 (JDK Bug System) を参照してください。

第4章 このリリースに関連するアドバイザリー

以下のアドバイザリーは、本リリースに含まれるバグ修正および CVE の修正に発行されています。

改訂日時: 2024-01-28

法律上の通知

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