2.3. リソースの消費

AMQ Broker には、ブローカーのメモリーおよびリソース消費を制限するオプションが多数用意されています。

リソース制限
各ユーザーに接続およびキュー制限を設定できます。これにより、ユーザーがブローカーのリソースを過剰に消費し、他のユーザーのパフォーマンスが低下するのを防ぐことができます。
メッセージのページング

メッセージのページングにより、AMQ Broker は、限られたメモリー使用量で動作中でも、大量のメッセージが含まれる大規模なキューをサポートすることができます。ブローカーが受信するメッセージが急増しメモリー容量を超えると、ディスクへのメッセージのページングが開始します。このページングプロセスは透過的で、必要に応じてブローカーはメモリーとの間でメッセージをページングします。

メッセージのページングはアドレスベースです。アドレスのメモリー内でメッセージのサイズ合計が最大サイズを超えると、そのアドレスに追加されたメッセージはアドレスのページファイルにページングされます。

大規模なメッセージ
AMQ Broker を使用すると、限られたメモリーリソースで動作中でも、大規模なメッセージを送受信できます。大規模なメッセージをメモリーに格納する際のオーバーヘッドを回避するには、これらの大規模なメッセージをファイルシステムまたはデータベーステーブルに保存するように AMQ Broker を設定できます。