第1章 概要

AMQ JMS は、AMQP メッセージを送受信するメッセージングアプリケーションで使用する Java Message Service (JMS) 2.0 クライアントです。

AMQ JMS は、複数の言語やプラットフォームをサポートするメッセージングライブラリースイートである AMQ Clients の一部です。クライアントの概要は、AMQ Clients の概要 を参照してください。本リリースに関する詳細は、AMQ Clients 2.7 リリースノート を参照してください。

AMQ JMS は、Apache Qpid からの JMS 実装に基づいています。JMS API の詳細は、JMS API reference および JMS tutorial を参照してください。

1.1. 主な特長

  • JMS 1.1 および 2.0 との互換性
  • セキュアな通信用の SSL/TLS
  • 柔軟な SASL 認証
  • 自動再接続およびフェイルオーバー
  • OSGi コンテナーと使用する準備ができました。
  • Pure-Java 実装
  • OpenTracing 標準に基づく分散トレーシング

    重要

    AMQ Clients での分散トレーシングはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

注記

AMQ JMS は現在分散トランザクション (XA) をサポートしていません。アプリケーションに分散トランザクションが必要な場合は、AMQ Core Protocol JMS クライアントを使用することが推奨されます。