2.4. データストレージに関する留意事項

効率的なデータストレージインフラストラクチャーは、AMQ Streams のパフォーマンスを最適化するために不可欠です。

AMQ Streams ではブロックストレージが必要で、Amazon Elastic Block Store (EBS) などのクラウドベースのブロックストレージソリューションとうまく機能します。ファイルストレージの使用は推奨されていません。

可能な場合はローカルストレージを選択します。ローカルストレージが利用できない場合は、ファイバーチャネルや iSCSI などのプロトコルがアクセスする SAN (Storage Area Network) を使用できます。

2.4.1. Apache Kafka および ZooKeeper ストレージのサポート

Apache Kafka と ZooKeeper には別々のディスクを使用します。

Kafka は、複数のディスクまたはボリュームのデータストレージ設定である JBOD(Just a Bunch of Disks) ストレージをサポートします。JBOD は、Kafka ブローカーのデータストレージを増やします。また、パフォーマンスを向上することもできます。

ソリッドステートドライブ (SSD) は必須ではありませんが、複数のトピックに対してデータが非同期的に送受信される大規模なクラスターで Kafka のパフォーマンスを向上させることができます。SSD は、高速で低レイテンシーのデータアクセスが必要な ZooKeeper で特に有効です。

注記

Kafka と ZooKeeper の両方にデータレプリケーションが組み込まれているため、複製されたストレージのプロビジョニングは必要ありません。