16.5. Kafka のアップグレード

バイナリーをアップグレードして最新バージョンの AMQ Streams を使用するようにした後、ブローカーとクライアントをアップグレードしてサポートされる上位バージョンの Kafka を使用できます。

正しい順序で手順を実行するように注意してください。

16.5.1. 新しいブローカー間プロトコルバージョンを使用するための Kafka ブローカーのアップグレード

新しいブローカー間プロトコルバージョンを使用するように、すべての Kafka ブローカーを手動で設定および再起動します。これらの手順の実行後に、新しい inter-broker プロトコルバージョンを使用して Kafka ブローカー間でデータが送信されます。

受信したメッセージは、以前のメッセージ形式のバージョンでメッセージログに追加されます。

警告

この手順の完了後に AMQ Streams をダウングレードすることはできません。

前提条件

手順

AMQ Streams クラスターの各 Kafka ブローカーに対して、以下を 1 つずつ行います。

  1. テキストエディターで、更新する Kafka ブローカーのブローカープロパティーファイルを開きます。ブローカープロパティーファイルは、一般的に /opt/kafka/config/ ディレクトリーに保存されます。
  2. inter.broker.protocol.version2.5 に設定します。

    inter.broker.protocol.version=2.5
  3. コマンドラインで、変更した Kafka ブローカーを停止します。

    /opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh
    jcmd | grep kafka
  4. 変更した Kafka ブローカーを再起動します。

    /opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
  5. 再起動した Kafka ブローカーが、フォローしているパーティションレプリカに追いついたことを確認します。kafka-topics.sh ツールを使用して、ブローカーに含まれるすべてのレプリカが同期していることを確認します。手順は、トピックの一覧表示および説明 を参照してください。