14.2. トレース用の Kafka クライアントの設定

このセクションでは、分散トレース用に Kafka クライアント (Kafka プロデューサー、Kafka コンシューマー、および Kafka ストリームアプリケーション) を設定する方法について説明します。

14.2.1. Kafka クライアントの Jaeger トレーサを有効にする

トレース環境変数 を使用して Jaeger トレーサーを設定し、有効にします。

手順

Kafka クライアント (Kafka Producer、Kafka Consumer、および Kafka Streams アプリケーション) ごとに次の手順を実行します。

  1. Jaeger の Maven 依存関係をクライアントアプリケーションの pom.xml ファイルに追加します。

    <dependency>
        <groupId>io.jaegertracing</groupId>
        <artifactId>jaeger-client</artifactId>
        <version>1.1.0.redhat-00002</version>
    </dependency>
  2. トレーシング環境変数 を使用して Jaeger トレーサーの設定を定義します。
  3. 2. で定義した環境変数から、Jaeger トレーサーを作成します。

    Tracer tracer = Configuration.fromEnv().getTracer();
    注記

    別の Jaeger トレーサーの初期化方法については、Java OpenTracing ライブラリー のドキュメントを参照してください。

  4. Jaeger トレーサーをグローバルトレーサーとして登録します。

    GlobalTracer.register(tracer);

Jaeger トレーサーが Kafka クライアントで使用できるようになりました。