14.3. MirrorMaker と Kafka Connect をトレース用に設定する

このセクションでは、MirrorMaker と Kafka Connect を分散トレース用に設定する方法について説明します。

コンポーネントごとに Jaeger トレーサーを有効にする必要があります。

14.3.1. MirrorMaker のトレースの有効化

Interceptor プロパティーをコンシューマーおよびプロデューサー設定パラメーターとして渡すことで、MirrorMaker の分散トレースを有効にします。

メッセージはソースクラスターからターゲットクラスターにトレースされます。トレースデータは、MirrorMaker コンポーネントに出入りするメッセージを記録します。

手順

  1. Jaeger トレーサーを設定し、有効にします。
  2. /opt/kafka/config/consumer.properties ファイルを編集します。

    以下のインターセプタープロパティーを追加します。

    consumer.interceptor.classes=io.opentracing.contrib.kafka.TracingConsumerInterceptor
  3. /opt/kafka/config/producer.properties ファイルを編集します。

    以下のインターセプタープロパティーを追加します。

    producer.interceptor.classes=io.opentracing.contrib.kafka.TracingProducerInterceptor
  4. コンシューマーおよびプロデューサー設定ファイルをパラメーターとして MirrorMaker を起動します。

    su - kafka
    /opt/kafka/bin/kafka-mirror-maker.sh --consumer.config /opt/kafka/config/consumer.properties --producer.config /opt/kafka/config/producer.properties --num.streams=2